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結論

勝訴(請求認容)

商標「3分レストラン」の時間表示を含む結合商標の識別力(第3条第1項第3号|審判不服2003−15557(T2003−15557/J1))

審判番号
不服2003−15557(T2003−15557/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標「3分レストラン」
争点(論点)
時間表示を含む結合商標の識別力
適用条文
第3条第1項第3号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2003−15557(T2003−15557/J1)・不服)は、本件商標「3分レストラン」について、商標法第3条第1項第3号への該当性が争われた事例です。主な争点は「時間表示を含む結合商標の識別力」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「3分レストラン」の文字を標準文字で表してなり、第29類「食肉,肉製品,食用魚介類(生きているものを除く),加工水産物,豆,加工野菜及び加工果実,冷凍果実,冷凍野菜,卵,加工卵,乳製品,食用油脂,カレー・シチュー又はスープのもと,なめ物,お茶漬けのり,ふりかけ,油揚げ,凍り豆腐,こんにゃく,豆乳,豆腐,納豆,食用たんぱく」及び第30類「コーヒー及びココア,コーヒー豆,茶,調味料,香辛料,食品香料(精油のものを除く。),米,脱穀済みのえん麦,脱穀済みの大麦,食用粉類,食用グルテン,穀物の加工品,ぎょうざ,サンドイッチ,しゅうまい,すし,たこ焼き,肉まんじゅう,ハンバーガー,ピザ,べんとう,ホットドッグ,ミートパイ,ラビオリ,菓子及びパン」を指定商品として、平成14年9月26日に登録出願されたものである。

2 原査定の拒絶の理由(要旨)

原査定は、「本願商標は、『3分レストラン』の文字を普通に用いられる方法で書してなるが、これをその指定商品に使用するときには、これに接する取引者、需要者は、その商品が『3分の調理でレストランの味を味わうことができるものであること』の意を表示したものと理解するに止まり、単に商品の品質(内容)、使用の方法を表示するにすぎないものと認める。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

本願商標は、「3分レストラン」の文字を標準文字で表してなるところ、構成中前半部の「3分」の文字が時間を表すものであり、後半部の「レストラン」の文字(語)が「西洋料理店」(広辞苑第五版 株式会社岩波書店発行)を意味するものであるとしても、これらを結合して一連に表した本願商標は、原審説示のような意味合いを認識させるものではなく、特定の商品の品質、使用の方法を、直接的、かつ、具体的に表すものとはいえないものである。

また、当審において、職権をもって調査したが、「3分レストラン」の文字が、本願の指定商品を取り扱う業界において、商品の品質、使用の方法を表示するものとして、普通に使用されている事実を見出すことができなかった。

してみると、本願商標は、全体として特定の観念を生じない造語を表したものと認識されるものであるから、これをその指定商品に使用しても、自他商品の識別標識としての機能を十分に果たし得るものである。

したがって、本願商標が商標法第3条第1項第3号に該当するとして、本願を拒絶した原査定は、妥当でなく、取消しを免れない。

その他、政令で定める期間内に本願について拒絶をすべき理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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