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結論

勝訴(請求認容)

商標「戦略的立地条件」の識別力(第3条第1項第6号|審判不服2004−7619(T2004−7619/J1))

審判番号
不服2004−7619(T2004−7619/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標「戦略的立地条件」
争点(論点)
「戦略的立地条件」の識別力
適用条文
第3条第1項第6号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2004−7619(T2004−7619/J1)・不服)は、本件商標「戦略的立地条件」について、商標法第3条第1項第6号への該当性が争われた事例です。主な争点は「「戦略的立地条件」の識別力」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「戦略的立地条件」の文字を標準文字で書してなり、第35類に属する願書記載の役務を指定役務として、平成15年7月10日に登録出願されたものである。

2 原査定の理由

原査定は、「本願商標は、『長期的・全体的な視点から捉えた、人口の集積状況、生活者の生活水準、交通環境、駅からの距離などの立地(小売店・飲食店などの経営が行われる場所)に関する諸条件』程度の意を認識させる『戦略的立地条件』の文字を標準文字で表してなるにすぎないものであるから、このような商標を経営や事業と関連の深い役務といえる本願の指定役務に使用しても、これに接する需要者は、例えばその役務が立地に関する諸条件を長期的・全体的に捉えることを重視するものであることが表示されているものと認識するにとどまり、何人かの業務に係る役務であることを認識することができないものと認める。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第6号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

本願商標は、前記したとおりの構成よりなるところ、各文字は、一連に同じ書体同じ大きさで視覚上まとまりよく一体的に表してなるものであり、全体の構成文字から生ずると認められる「センリャクテキリッチジョウケン」の称呼もやや冗長に亘るとしても、無理なく一連に称呼し得るものである。

しかして、本願商標は、原審説示の如き意味合いを認識し得るとしても、本願の指定役務との関係において、役務の質等を直接的、かつ、具体的に表示するものとは認められないところであるから、本願商標は、構成文字全体をもって一種の造語として認識されるとみるのが相当である。

また、当審において調査したが、本願商標を構成する文字が、その指定役務を取り扱う業界において、特定の役務の質等を表示するものとして、取引上普通に使用されている事実を発見することができなかった。

してみれば、本願商標は、これをその指定役務に使用しても、自他役務の識別標識としての機能を果たし得るものであり、需要者が何人かの業務に係る役務であることを認識することができない商標とは認められない。

したがって、本願商標が商標法第3条第1項第6号に該当するとして、本願を拒絶した原査定は妥当ではなく、取消しを免れない。

その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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