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結論

勝訴(請求認容)

商標「赤現像」の品質表示と識別力の判断(第3条第1項第3号|審判不服2003−20467(T2003−20467/J1))

審判番号
不服2003−20467(T2003−20467/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標「赤現像」
争点(論点)
品質表示と識別力の判断
適用条文
第3条第1項第3号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2003−20467(T2003−20467/J1)・不服)は、本件商標「赤現像」について、商標法第3条第1項第3号への該当性が争われた事例です。主な争点は「品質表示と識別力の判断」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「赤現像」の文字を標準文字で書してなり、第9類に属する願書記載の商品を指定商品として、平成15年2月10日に登録出願されたものである。

2 原査定の理由

原査定は、「本願商標は、『赤現像』の標準文字よりなるものであるが、『電子応用静電複写機、ファクシミリ、コンピュータ用プリンタ,写真複写機,写真機械器具』などを取り扱うこの種業界において、カラー印刷、カラーの画像処理機能を有する機器に『赤トナー、赤現像ユニット』が用いられていところ、本願商標は、『赤色の現像』を意味するものであり、その指定商品中の上記商品について使用した場合、これに接する取引者、需要者は、『赤色の現像を行うことができる機器』であることを端的に表すものと把握、認識するに止まり、商品の品質、機能を表し、自他商品の識別標識としての機能を果たさないものと判断するのを相当とする。したがって、本願商標は、その指定商品中、上記表示に照応する商品について使用しても商品の品質、機能を普通に用いられ得る方法で表してなるにすぎず、商標法第3条第1項第3号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

本願商標は、前記したとおり、「赤現像」の文字を書してなるところ、該文字は、一連に同じ書体、同じ大きさで視覚上まとまりよく一体的に表してなるものであり、全体の構成文字から生ずると認められる「アカゲンゾウ」の称呼もよどみなく一連に称呼し得るものである。

しかして、本願商標は、原審説示の如く「赤色の現像」の如き意味合いを看取し得るとしても、これよりは、直ちに商品の品質等を直接的、かつ、具体的に表示するものとは認められないところであるから、本願商標は、構成文字全体をもって一種の造語として認識されるとみるのが相当である。

また、当審において調査したが、本願商標を構成する文字が、その指定商品を取り扱う業界において、特定の商品の品質等を表示するものとして、取引上普通に使用されている事実を発見することができなかった。

してみれば、本願商標は、これをその指定商品に使用しても、商品の品質等を表示したものとは認識し得ず、自他商品の識別標識としての機能を果たし得るものである。

したがって、本願商標が商標法第3条第1項第3号に該当するとして、本願を拒絶した原査定は妥当ではなく、取消しを免れない。

その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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