sokuhyo

Trademark Appeal Case

結合商標の称呼一体性

本データベースは、特許庁の審決例をAIで解析・要約したものです。拒絶理由通知に対する意見書作成や、審判請求書等の作成時の参考としてお役立てください。

基本情報

審判番号不服2003−20799(T2003−20799/J1)
審判種別不服
結論勝訴(請求認容)

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「JadePIA」の文字を標準文字により書してなり、第9類及び第42類に属する願書記載のとおりの商品及び役務を指定商品及び指定役務として、平成14年11月18日に登録出願されたものである。

2 引用商標

原査定において、本願商標の拒絶の理由に引用した登録商標は次のとおりである。

(1)登録第2158665号の1商標(以下「引用商標A」という。)は「PIA」の文字を書してなり、昭和61年12月15日に登録出願、平成元年7月31日に設定登録された登録第2158665号商標の商標権の分割に係るものであって、第11類「電気機械器具、電気通信機械器具、電子応用機械器具(医療機械器具に属するものを除く)電気材料、但し、電球類および照明器具を除く」を指定商品として、同8年4月8日に商標権の分割移転の登録、同11年8月31日に商標権存続期間の更新登録、その後、商標権一部取消し審判がなされ、同16年11月8日に審決が確定し、その指定商品中「電子応用機械器具(医療機械器具に属するものを除く)」については、その登録は取り消され、現に有効に存続しているものである。

(2)登録第3137654号商標(以下「引用商標B」という。)は、「JADE」の文字を書してなり、平成4年9月30日に登録出願、第42類に属する商標登録原簿に記載のとおりの役務を指定役務として同8年3月29日に設定登録され、現に有効に存続しているものである。

(3)登録第4016012号商標(以下「引用商標C」という。)は、別掲のとおりの構成よりなり、平成7年7月14日登録出願、第7類に属する商標登録原簿記載のとおりの商品を指定商品として同9年6月20日に設定登録され、現に有効に存続しているものである。

(4)登録第4023908号商標(以下「引用商標D」という。)は、「JADE」の文字を書してなり、平成7年2月1日登録出願、第9類に属する商標登録原簿記載のとおりの商品を指定商品として同9年7月4日に設定登録され、現に有効に存続しているものである。

(5)登録第4047738号商標(以下「引用商標E」という。)は、別掲のとおりの構成よりなり、平成7年7月14日登録出願、第9類に属する商標登録原簿記載のとおりの商品を指定商品として同9年8月22日に設定登録され、現に有効に存続しているものである。

(6)登録第4056831号商標(以下「引用商標F」という。)は、「JADE」の文字を書してなり、平成8年5月22日登録出願、第9類に属する商標登録原簿記載のとおりの商品を指定商品として同9年9月12日に設定登録され、現に有効に存続しているものである。

3 当審の判断

本願商標は、前記のとおりの構成よりなるところ、その構成中の「Jade」と「PIA」とは、小文字と大文字で書されているものの、両文字は結合してまとまりよく一連に表されているものであることからすれば、「JadePIA」の文字を一体として捉えて称呼を特定するものといい得るものであり、しかも、全体をもって称呼してもよどみなく一連に称呼し得るものである。

また、その構成中の「Jade」の文字が、「翡翠(ひすい)」等の意味を有する語であるとしても、後半部の該「PIA」の文字部分を省略し、前半部の「Jade」の文字部分に着目して取引に当たるとは考え難く、また、前半部の「Jade」の文字部分を省略し、後半部の「PIA」の文字部分にのみ着目するとみるべき特段の事情も認められないから、むしろ、その構成全体をもって一体不可分のものと認識し、把握される一種の造語とみるのが自然である。

そうとすれば、本願商標は、その構成文字全体に相応して、「ジェイドピア」の称呼のみを生ずるものと判断するのが相当である。

してみれば、本願商標より「ジェード」及び「ピア」の称呼をも生ずるとし、その上で、本願商標と引用商標Aないし引用商標Fとが称呼上類似のものとし、本願商標を商標法第4条第1項第11号に該当するとした原査定は、取消しを免れない。

その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

Next Action

次の一手につながるサービス

類似審決の追加調査から中間応答、新規出願の費用確認まで、この審決を起点に次のアクションへ進めます。

次の一歩へ

商標の登録可能性を無料で確認するか、費用の目安を料金表・シミュレーターで把握できます。