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結論

勝訴(請求認容)

第3条第1項第3号「記述的商標の識別力」の商標審決・判断理由(審判番号:不服2003−21640(T2003−21640/J1)|拒絶査定取消・登録)

審判番号
不服2003−21640(T2003−21640/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)
争点(論点)
記述的商標の識別力
適用条文
第3条第1項第3号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2003−21640(T2003−21640/J1)・不服)は、本件商標について、商標法第3条第1項第3号への該当性が争われた事例です。主な争点は「記述的商標の識別力」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、別掲に示すとおりの構成よりなり、第7類「家庭用食器洗い乾燥機」を指定商品として、平成14年10月24日に登録出願されたものである。

2 原査定の拒絶の理由 原査定は、「本願商標は、『完全な、最大限の、全部』等の意を有する『FULL』の英文字及びその表音『フル』と、『開く』意を有する『open』の英語の表音『オープン』とを、若干デザイン化して表してなるが、これを本願指定商品に使用しても、需要者は『扉が全開する家庭用食器洗い乾燥機、扉が大きく開く家庭用食器洗い乾燥機』程度の意を認識するにすぎず、単に商品の品質・形状を表示するにすぎないものと認める。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当する。」旨認定、判断し本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

本願商標は、別掲のとおり「FULL」の文字を太く表し、それに陰影を付してなり、その下に中央部を濃く両端部が淡くなるようなグラデーションを施してなる帯状図形を配し、その中央部に白抜きで「フル」の文字を配し、その右側に太く大きく「オープン」の文字を配してなるものである。

そして、前記態様は、普通に用いられる範囲を脱している特殊な態様よりなるものとするのが相当である。

また、本願商標を構成する「FULL」、「フル」及び「オープン」の各文字が原審説示の意味合いがあるとしても、本願商標の指定商品を取り扱うこの種業界において、本願商標を構成する「FULLオープン」の文字が商品の品質、形状を表示するものとして、取引上普通一般に使用されている事実を発見することもできない。

そうしてみると、本願商標は、その指定商品の品質を表示するものとはいえず、自他商品の識別標識としての機能を十分に果し得るものである。

したがって、本願商標が商標法第3条第1項第3号に該当するとして本願を拒絶した原査定は、妥当なものとはいえず、取消しを免れない。

その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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