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結論

勝訴(請求認容)

簡潔な標章の識別力

審判番号
不服2003−1523(T2003−1523/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「170’s」の文字を標準文字で表してなり、第25類に属する願書記載の商品を指定商品として、平成13年7月17日(パリ条約による優先権主張、2001年7月10日、域内市場における調和のための官庁(商標及び意匠))に登録出願されたものである。

2 原査定の拒絶の理由

原査定は、「本願商標は、商品の品番、規格、型式等を表示するための記号、符号として随時採択・使用されている欧文字1文字と数字を『’』で組み合わせた『170’s』の文字を普通に用いられる方法で書してなるものであるから、きわめて簡単でかつありふれた標章からなるものである。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第5号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

本願商標は、前記のとおりの構成よりなるところ、その構成は数字の「170」と欧文字「s」との間に縮約形、所有格であることを示す、アポストロフィの「’」を配した構成からなるものであるところ、かかる構成態様全体からは、普通に採択され、使用されているものとはいい得ないものであり、極めて簡単で、かつ、ありふれたものということはできない。

また、当審において職権をもって調査するも、本願の指定商品を取り扱う業界において、本願商標が商品の品番等を表示する記号・符号として、取引上普通に使用されている事実を見出すことができなかった。

してみると、本願商標は、極めて簡単で、かつ、ありふれた標章のみからなるものとはいえず、これをその指定商品に使用しても、自他商品の識別標識としての機能を果たし得るものである。

したがって、本願商標が商標法第3条第1項第5号に該当するとして、本願を拒絶した原査定は、妥当ではなく、取消しを免れない。

その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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