Trademark Appeal Case
称呼の類似性と語頭の重要性
本データベースは、特許庁の審決例をAIで解析・要約したものです。拒絶理由通知に対する意見書作成や、審判請求書等の作成時の参考としてお役立てください。
基本情報
| 審判番号 | 異議2004−90759(T2004−90759/J7) |
|---|---|
| 審判種別 | 異議 |
| 結論 | 敗訴(請求棄却) |
理由テキスト
1 本件商標
本件登録第4801947号商標(以下、「本件商標」という。)は、「スポリック」の片仮名文字と「SPOLIK」の欧文字とを上下2段に横書きしてなり、平成16年1月20日に登録出願、第5類「薬剤」を指定商品として、同16年9月10日に設定登録されたものである。
2 登録異議の申立ての理由の要旨
本件商標は、「ZOKLIK」の欧文字を横書きしてなり、平成13年11月13日に登録出願(優先権主張 ドイツ連邦共和国 出願日2001年6月1日)され、第5類及び第10類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、同14年8月16日に設定登録された登録第4595591号商標(以下「引用商標」という。)と外観、称呼において類似する商標であるから、商標法第4条第1項第11号に違反して登録されたものであり、その登録は取り消されるべきものである。
3 当審の判断
本件商標は、上記のとおりの文字よりなるから、その構成文字に相応して、「スポリック」の称呼を生ずるものである。
これに対して、引用商標は、上記のとおり「ZOKLIK」の欧文字を書してなるものであるから、その構成文字に相応して、「ゾクリック」の称呼を生ずるものというのが相当である。
そこで、本件商標より生ずる「スポリック」の称呼と引用商標より生ずる「ゾクリック」の称呼を比較すると、両称呼は共に5音よりなるうち後半部の第3音の「リ」、第4音の促音及び第5音の「ク」を共通にするものの、称呼の識別において重要な要素を占める語頭部の第1音で「ス」と「ゾ」、さらに第2音で「ポ」と「ク」の音の顕著な差異を有するものであるから、それぞれを一連に称呼した場合には、語感・語調が明らかに異なる十分に聴別し得る称呼上、相紛れるおそれのないものといわざるを得ない。
また、本件商標と引用商標の構成は、それぞれ前記のとおりであって、外観上、判然と区別できるものであり、かつ、観念については、両商標は共に造語と認められるから、比較し得ないものである。
してみれば、本件商標と引用商標とは、称呼、外観及び観念のいずれの点よりみても、非類似の商標といわなければならない。
したがって、本件商標は、商標法第4条第1項第11号に違反して登録されたものでないから、同法第43条の3第4項の規定に基づき、その登録を維持すべきものである。
よって、結論のとおり決定する。
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