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結論

勝訴(請求認容)

商標「ツイン」の識別力(第4条第1項第16号・第3条第1項第3号|審判不服2004−12295(T2004−12295/J1))

審判番号
不服2004−12295(T2004−12295/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標「ツイン」
争点(論点)
「ツイン」の識別力
適用条文
第4条第1項第16号・第3条第1項第3号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2004−12295(T2004−12295/J1)・不服)は、本件商標「ツイン」について、商標法第4条第1項第16号・第3条第1項第3号への該当性が争われた事例です。主な争点は「「ツイン」の識別力」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「ツイン」の片仮名文字を標準文字で書してなり、第1類、第3類及び第5類に属する願書記載のとおりの商品を指定商品として、平成14年12月26日に登録出願されたものであるが、その後、指定商品については、同15年11月25日付け提出の手続補正書により、第1類「化学品,のり及び接着剤(事務用又は家庭用のものを除く。),植物成長調整剤類,陶磁器用釉薬,高級脂肪酸,パルプ」、第3類「家庭用帯電防止剤,家庭用脱脂剤,さび除去剤,染み抜きベンジン,洗濯用柔軟剤,洗濯用漂白剤,かつら装着用接着剤,つけまつ毛用接着剤,洗濯用でん粉のり,洗濯用ふのり,塗料用剥離剤,靴クリーム,靴墨,つや出し剤,せっけん類,歯磨き,香料類」及び第5類「薬剤,歯科用材料,はえ取り紙,人工受精用精液」に補正されたものである。

2 原査定の拒絶理由(要旨)

原査定は、「本願商標は、『ツイン』の文字を普通に用いられる方法で書してなるところ、指定商品との関係において、『双晶(複数の単結晶体が一定の位置関係で結合しているもの・現象)』『ツイン薬(2つの同一又は異なる単位構造からなる薬)』の意味を認識させる英語『TWIN』の表音に通じるものであるから、これをその指定商品中、例えば『双晶の状態である化学品・高級脂肪酸・写真材料・原料プラスチック,ツイン薬の状態である植物成長調整剤類・薬剤』に使用する時は、単に商品の品質、形状を表示するにすぎないものと認める。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当し、前記商品以外の化学品、植物成長調整剤類、高級脂肪酸、写真材料、原料プラスチック、薬剤について使用するときは、商品の品質の誤認を生じさせるおそれがあるから、商標法第4条第1項第16号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

本願商標は、「ツイン」の文字を標準文字で書してなるところ、この文字から原審説示の如き意味合いが看取されるものであるとしても、これが直ちにその指定商品の品質等を、直接的かつ具体的に表示するものともいい難いものである。

また、かかる文字が、商品の品質等を表示するためのものとして、普通に使用されている事実も発見することはできなかった。

してみれば、請求人(出願人)が、本願商標をその指定商品に使用しても、自他商品の識別標識としての機能を発揮し得るものというべきであり、また、商品の品質の誤認を生ずるおそれもないものであるというのが相当である。

したがって、本願商標が商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に該当するとして本願を拒絶した原査定は、妥当でなく、取消しを免れない。

その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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