Trademark Appeal Case
役務の質表示と識別力
本データベースは、特許庁の審決例をAIで解析・要約したものです。拒絶理由通知に対する意見書作成や、審判請求書等の作成時の参考としてお役立てください。
基本情報
| 審判番号 | 不服2004−15663(T2004−15663/J1) |
|---|---|
| 審判種別 | 不服 |
| 結論 | 敗訴(請求棄却) |
理由テキスト
1 本願商標
本願商標は、「快適厨房コンテスト」の文字(標準文字による商標)を書してなり、第41類「厨房に関するコンテストの企画・運営又は開催,その他の興行の企画・運営又は開催(映画・演芸・演劇・音楽の演奏の興行及びスポーツ・競馬・競輪・競艇・小型自動車競走の興行に関するものを除く。)」を指定役務として、平成15年9月12日に登録出願されたものである。
2 原査定の拒絶の理由
原査定は、「本願商標は、『厨房の快適さを競うコンテスト』のごときの意を認識させる『快適厨房コンテスト』の文字を標準文字で表してなるものであるから、このようなものを本願の指定役務中の『厨房に関するコンテストの企画・運営又は開催』について使用するときは、単に役務の質を表示するにすぎないものと認める。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当し、前記役務以外の役務に使用するときは、役務の質の誤認を生じさせるおそれがあるので、同法第4条第1項第16号に該当する。」旨認定、判断して、本願を拒絶したものである。
3 当審の判断
本願商標は、上記したとおり「快適厨房コンテスト」の文字よりなるところ、その構成中の「快適」の文字が「ぐあいがよくて気持のよいこと」を意味し、「厨房」の文字が「台所、料理場、くりや」を意味する語として、また、「コンテスト」の文字が「競技会、投票選出会」を意味する外来語として、いずれも我が国において広く知られ、親しまれているものである。
しかして、かかる「快適」、「厨房」及び「コンテスト」を結合した本願商標よりは、本願指定役務の取引者・需要者が、原審において説示した「厨房の快適さを競うコンテスト」程の意味合いを理解し、認識することは、容易というべきである。
そうすると、本願商標をその指定役務中「厨房に関するコンテストの企画・運営又は開催」に使用した場合、取引者・需要者が、本願商標は、厨房の快適さを競うコンテストに関連する役務の質を表わすものとして、これを短く直接的に「快適厨房コンテスト」と表現したものであると理解し、認識することになるのは、至極自然なことというべきである。
してみれば、本願商標をその指定役務中「厨房に関するコンテストの企画・運営又は開催」に使用するときは、これに接する取引者・需要者は、前記したように、その役務の質を記述的に表わしたものと理解するにとどまり、それをもって自他役務の識別標識と認識し得ないものというべきであり、また、前記役務以外の役務に使用するときは、その役務の質について誤認を生じさせるおそれがあるものといわなければならない。
したがって、本願商標が商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に該当するとして本願を拒絶した原査定は、妥当なものであって、取り消すことができない。
なお、請求人は、過去の登録例を挙げて述べるところがあるが、それらは、本件と事案を異にするものであるから、採用することができない。
よって、結論のとおり審決する。
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