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結論

敗訴(請求棄却)

商標「AV GATE」と「ゲイト」のAVの識別力と要部抽出(第4条第1項第11号|審判不服2004−25597(T2004−25597/J1))

審判番号
不服2004−25597(T2004−25597/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標「AV GATE」引用商標「ゲイト」
争点(論点)
AVの識別力と要部抽出
適用条文
第4条第1項第11号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
請求不成立(敗訴(請求棄却))

この審決(審判不服2004−25597(T2004−25597/J1)・不服)は、本件商標「AV GATE」と引用商標「ゲイト」について、商標法第4条第1項第11号への該当性が争われた事例です。主な争点は「AVの識別力と要部抽出」です。特許庁は「本件審判の請求は、成り立たない」と判断しました(請求不成立)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

本件審判の請求は、成り立たない。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「AV GATE」の文字を標準文字で表してなり、第9類「電気通信機械器具,電子応用機械器具及びその部品」及び第20類「家具,映像音響機器収容ラック」を指定商品として、平成16年3月10日に登録出願されたものである。

2 引用商標

原査定において、本願の拒絶の理由に引用した登録第4285148号商標(以下「引用商標」という。)は、「ゲイト」及び「gate」の文字を二段に横書きしてなり、平成9年9月18日に登録出願、第20類「家具,クッション,座布団,まくら,マットレス,額縁,きゃたつ及びはしご(金属製のものを除く。),つい立て,びょうぶ,ネームプレート及び標札(金属製のものを除く。),ベンチ,木製又はプラスチック製の立て看板,郵便受け(金属製又は石製のものを除く。)」を指定商品として、平成11年6月18日に設定登録されたものである。

3 当審の判断

本願商標は、上記1のとおり「AV GATE」の文字よりなるところ、その構成前半の「AV」の文字部分は、本願指定商品中「家具,映像音響機器収容ラック」との関係においては、「AV(音響・映像関連製品)用」であることを認識させるものということができる。

このことは、「AV」の文字が音響・映像関連のエレクトロニクス技術や製品の総称である「Audio Visual」又は「Audio Video」の頭文字を表したものとして広く一般に知られていることに加え、商品「家具」の市場においては、「AV」の文字が商品の用途表示として用いられ、「AV収納家具、AVボード、AVラック」などと称して、多数取引されている実情があることからも十分に認められるところである。

そうすると、本願商標をその指定商品中「家具,映像音響機器収容ラック」に使用するときは、商標中「AV」の文字部分については、自他商品の識別力が無いか極めて弱いものというべきであるから、本願商標に接する取引者、需要者は、その構成後半の「GATE」の文字部分に着目し、該「GATE」の文字部分をもって取引に資する場合も決して少なくないと判断するのが相当である。

してみれば、本願商標からは、その構成文字全体から「エイ(ー)ブイゲイ(ー)ト」の一連の称呼を生ずるほか、「GATE」の文字部分に相応して、単に「ゲイト」又は「ゲート」の称呼及び「門、とびら」の観念を生ずるものといわなければならない。

他方、引用商標は、上記2の構成よりなるものであるから、これよりは「ゲイト」又は「ゲート」の称呼及び「門、とびら」の観念を生ずること明らかである。

以上よりすれば、本願商標と引用商標とは、外観の相違を考慮しても「ゲイト」又は「ゲート」の称呼及び「門、とびら」の観念を共通にする互いに紛れやすい類似の商標といわなけらばならない。

そして、本願商標の指定商品中には、引用商標の指定商品と同一又は類似する商品を含むものである。

したがって、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとして本願を拒絶した原査定は、妥当であって、取り消すべき限りでない。

よって、結論のとおり審決する。

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