Trademark Appeal Case
結合商標の称呼判断
本データベースは、特許庁の審決例をAIで解析・要約したものです。拒絶理由通知に対する意見書作成や、審判請求書等の作成時の参考としてお役立てください。
基本情報
| 審判番号 | 異議2005−90103(T2005−90103/J7) |
|---|---|
| 審判種別 | 異議 |
| 結論 | 敗訴(請求棄却) |
理由テキスト
1 本件商標
本件登録第4821220号商標(以下「本件商標」という。)は、「SOF SOLE」の欧文字を標準文字で表してなり、平成16年5月17日に登録出願、第3類、第25類及び第26類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、同年10月26日に登録をすべき旨の審決がなされ、同年11月26日に設定登録されたものである。
2 登録異議の申立ての理由
(1)引用商標
登録異議申立人の引用する登録第3081283号商標(以下「引用商標」という。)は、「SOF」の欧文字と「ソフ」の片仮名文字とを二段に横書きしてなり、平成4年9月28日に登録出願、第25類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、同7年10月31日に設定登録されたものである。
(2)商標法第4条第1項第11号について
本件商標の後半部の「SOLE」の文字は、「くつ底、くつの底革」等の意味を有する英語として親しまれているばかりでなく、この種商品を取り扱う業界において、「くつ底、はきものの底」を指称する語として普通に使用されており、本件指定商品の需要者においても「SOLE」の語は、「くつ底、はきものの底」を意味する語として認識・理解されていることから、本件商標の自他商品識別標識として機能を有する語は「SOF」の文字部分にあること明らかであり、これより「ソフ」の称呼を生ずる。
一方、引用商標は「SOF」の欧文字と「ソフ」の片仮名文字からなるものであるから、これより「ソフ」の称呼を生ずる。
よって、両商標は「ソフ」の称呼を共通にする類似の商標であり、また、本件商標と引用商標は、その指定商品も同ー又は類似のものである。
以上の理由から、本件商標の登録は、その指定商品中「申立に係る指定商品」について、商標法第4条第1項第11号に違反してされたものであるから、取り消されるべきである。
3 当審の判断
本件商標は、前記のとおり、「SOF SOLE」の文字を書してなるところ、各構成文字は、同じ書体、同じ大きさで外観上まとまりよく一体に構成されているものであり、これより生ずる「ソフソール」の称呼もよどみなく、一気一連に称呼できるものである。
そして、たとえ、構成中の「SOLE」の文字が本件指定商品の品質を表す場合があるとしても、かかる構成においては、むしろ構成全体をもって、特定の観念を生じない一体不可分の造語を表したものとして認識し、把握されるとみるのが自然である。
そうとすると、本件商標は、その構成文字全体に相応して、「ソフソール」の称呼のみを生ずるものというのが相当である。
他方、引用商標は、前記の構成文字に相応し、「ソフ」の称呼を生ずるものである。
そこで、本件商標から生ずる「ソフソール」の称呼と、引用商標から生ずる「ソフ」の称呼とを比較するに、両称呼は、その構成音数に明らかな差異が認められ、十分に聴別し得るものである。
また、本件商標と引用商標とは、前記のとおりの構成よりなるものであり、外観において明白な差異が認められ、観念においては、両商標が格別の観念の生じない造語であるというべきであるから、比較すべきところがない。 してみると、本件商標と引用商標とは、その外観、称呼及び観念のいずれよりみても何ら相紛れるおそれのない、非類似の商標である。
したがって、本件商標の登録は、商標法第4条第1項第11号に違反してされたものではないから、同法第43条の3第4項の規定により、その登録を維持すべきである。
よって、結論のとおり決定する。
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