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結論

勝訴(請求認容)

商標「霜降り白菜」の品質表示の識別力(第3条第1項第3号|審判不服2005−3404(T2005−3404/J1))

審判番号
不服2005−3404(T2005−3404/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標「霜降り白菜」
争点(論点)
品質表示の識別力
適用条文
第3条第1項第3号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2005−3404(T2005−3404/J1)・不服)は、本件商標「霜降り白菜」について、商標法第3条第1項第3号への該当性が争われた事例です。主な争点は「品質表示の識別力」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「霜降り白菜」の文字を標準文字で書してなり、第31類「はくさい」を指定商品として、平成15年12月3日に登録出願されたものである。

2 原査定の拒絶理由

原査定は、本願商標の構成中、「霜降り」の文字は「霜の降りたように、白い斑点が散らばっている文様」の意を有する語であり、「白菜」の文字は「アブラナ科の一年生または二年生葉菜」の意を有する語である(広辞苑第5版)から、本願商標をその指定商品に使用するときは、これに接する取引者・需要者は「霜の降りたように、白い斑点が散らばっている文様を有する白菜」の意味合いを表示したものと認識するにとどまるから、単に商品の品質(内容)を表示するにすぎず、したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当する旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

本願商標は、上記のとおり、「霜降り白菜」の文字よりなるところ、その構成中の「霜降り」の語が「霜の降りたように、白い斑点が散らばっている文様」の意味を有するものとして一般に知られているとしても、指定商品である「はくさい」やその他の野菜との関係においては、「霜降り」の語が「霜の降りたように、白い斑点が散らばっている文様を有する商品」を指称するものとして取引上普通に使用されていると認めるに足りる事実は見いだせない。むしろ、指定商品「はくさい」との関係においては、請求人(出願人)が12年間にわたる品種改良の末、独自に開発した甘みの強い白菜に付される商標として「霜降り白菜」の語が使用されていること、さらに、近年では、当該白菜が「霜降り白菜」の名のもとにテレビ番組や新聞、雑誌等にも多数紹介され話題となっていることが認められるものである。

そうとすれば、本願商標は、原審が説示するような意味合いをもって指定商品の品質を表示するものとして認識されるものではなく、請求人(出願人)に係る固有の商標として認識されるものというのが相当であるから、これをその指定商品について使用するときは、自他商品の識別機能を十分果たし得るものというべきである。

したがって、本願商標が商標法第3条第1項第3号に該当するとして本願を拒絶した原査定は妥当でなく、取消しを免れない。

その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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