Trademark Appeal Case
称呼の類似性と要部抽出
本データベースは、特許庁の審決例をAIで解析・要約したものです。拒絶理由通知に対する意見書作成や、審判請求書等の作成時の参考としてお役立てください。
基本情報
| 審判番号 | 不服2005−2082(T2005−2082/J1) |
|---|---|
| 審判種別 | 不服 |
| 結論 | 敗訴(請求棄却) |
理由テキスト
1 本願商標
本願商標は、「ロフティ」の文字を標準文字で書してなり、第37類「建設工事,建設工事に関する助言」を指定役務として、平成16年5月11日に登録出願されたものである。
2 引用商標
原査定において、本願の拒絶の理由に引用した登録第3074587号商標(以下「引用商標」という。)は、別掲のとおりの構成よりなり、平成4年9月16日に登録出願、第37類「建築一式工事」を指定役務として、平成7年9月29日に設定登録されたものである。
3 当審の判断
本願商標は、「ロフティ」の文字を書してなり、その構成文字より「ロフティ」の称呼を生じるものである。
他方、引用商標は、別掲のとおり、小文字で書された「太陽」の意味合いの「sun」の文字と、大文字で大きく書された「(山、塔などが)高い、(地位などが)高い」等の意味合いの「LOFTY」の文字を組み合わせてなる「sunLOFTY」の文字を書してなるところ、文字の大きさ及び小文字と大文字との相違に顕著な差を有し、視覚上分離して看取されることに加え、特別な観念を生ずるというような、常に一体不可分と見るべき理由も見い出せないことから、簡易迅速を旨とする取引の実際においては、需要者、取引者は、大きく書された「LOFTY」の文字部分に着目して、これより生ずると認められる「ロフティ」の称呼をもって取引にあたることも決して少なくないとみるのが相当である。
そうとすると、引用商標は、「LOFTY」の文字に相応して、「ロフティ」の称呼をも生ずるといわざるを得ない。
してみれば、本願商標と引用商標とは、「ロフティ」の称呼を共通にするものであり、外観及び観念上の相違を考慮してもなお、称呼上類似の商標というべきである。
なお、請求人は過去の登録例をあげて、本願商標の登録の妥当性を主張しているが、その登録例は全体として、同じ書体、同じ間隔、同じ大きさで一連に書されたと看取されるものであり、外観上不可分一体に強く結合していると見ることができるものであるから、これらの事例と本願商標とは同一視し得ない。
また、請求人は過去の登録商標の「ロフティ」と「sunLOFTY」とが互いに連合商標となっていない旨主張するが、本件においては、本願商標と引用商標との類否を検討すべきであるから、上記商標間が連合関係にないことを理由として、本願商標と引用商標と類似しない商標であるとすることはできない。
したがって、本願商標と引用商標とは、称呼において類似する商標であり、同一又は類似の指定役務に使用するものであるから、本願商標は商標法第4条第1項第11号に該当し、登録することができない。
よって、結論のとおり審決する。
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