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結論

勝訴(請求認容)

商標「具だくさん」の菓子の識別力(第3条第1項第3号|審判不服2004−24449(T2004−24449/J1))

審判番号
不服2004−24449(T2004−24449/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標「具だくさん」
争点(論点)
「具だくさん」の菓子の識別力
適用条文
第3条第1項第3号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2004−24449(T2004−24449/J1)・不服)は、本件商標「具だくさん」について、商標法第3条第1項第3号への該当性が争われた事例です。主な争点は「「具だくさん」の菓子の識別力」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「具だくさん」の文字を標準文字で書してなり、第30類「菓子及びパン」を指定商品として、平成16年2月2日に登録出願され、その後、指定商品については、同年9月27日付の手続補正書において、第30類「菓子」と補正されたものである。

2 原査定の拒絶の理由の要点

原査定は、「本願商標は、『具だくさん』の文字を普通に用いられる方法により表示した標章のみからなるものであるところ、本願商標全体からは『具(汁や五目ずしの中に入れたりピザにのせたりするたね。)の量や種類が多い』のような意味合いを想起するものであるから、このような商標をその指定商品に使用しても、単に『具の量や種類が多い菓子及びパン』であること、すなわち、商品の品質を表示するにすぎないものと認める。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

本願商標は、前記したとおり、「具だくさん」の文字からなるところ、「具だくさん」の文字は、原審においても説示しているように、「汁や五目ずしの中に入れたりピザにのせたりするたね」を意味する「具」の量や種類が多いことを表す用語であって、例えば、「具だくさんスープ、具だくさん鍋、具だくさんみそ汁、具だくさんラーメン、具だくさんチャーハン」のように、主に調理を必要とする食品の分野において用いられている用語であって、補正後の指定商品である「菓子」との関係において、直ちに、具体的な商品の品質等を表すものとはいい難い。

そして、当審において職権をもって調査したところ、該文字がみつ豆や豆菓子等について用いられている例がないではないが、菓子の品質等を表示するためのものとして、取引上普通に使用されているという事実を見出すことはできなかった。

してみれば、本願商標は、これをその補正後の指定商品に使用しても、自他商品の識別標識としての機能を果たし得るものといわなければならない。

したがって、本願商標を商標法第3条第1項第3号に該当するとして拒絶した原査定は、妥当なものでなく取消しを免れない。

その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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