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結論

勝訴(請求認容)

商標「みるだけ受信」の機能表示と識別力の有無(第4条第1項第16号・第3条第1項第3号|審判不服2004−14939(T2004−14939/J1))

審判番号
不服2004−14939(T2004−14939/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標「みるだけ受信」
争点(論点)
機能表示と識別力の有無
適用条文
第4条第1項第16号・第3条第1項第3号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2004−14939(T2004−14939/J1)・不服)は、本件商標「みるだけ受信」について、商標法第4条第1項第16号・第3条第1項第3号への該当性が争われた事例です。主な争点は「機能表示と識別力の有無」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「みるだけ受信」の文字を標準文字で表してなり、第9類「電気通信機械器具,電子応用機械器具及びその部品」を指定商品として、平成15年6月23日に登録出願されたものである。

2 原査定の拒絶の理由の要旨

原査定は、「本願商標は、『みるだけ受信』の文字を標準文字にて表してなるものであるが、その指定商品中『ファクシミリ』との関係においては、従来のように受信した内容をすべて紙に出力するのではなく、ディスプレー上に表示して確認することができ、このうち、不要な内容は紙で出力しなくても済む機能を有する商品が開発され、販売されていることが認められるから、これをその指定商品中、前記した機能を有するファクシミリについて使用しても、受信内容を(出力せずに)見るだけで済む商品の如き意味合いを理解させ、認識させるに止まるから、単に商品の品質、機能を表示したにすぎないものと認める。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当し、前記商品以外の商品に使用するときは、商品の品質の誤認を生じさせるおそれがあるから、商標法第4条第1項第16号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

本願商標は、上記のとおり「みるだけ受信」の文字を横書きしてなるところ、これよりは「見るだけ」及び「電信・電話をうけること」等の意味合いを認識させるとしても、「みるだけ受信」の文字よりなる本願商標から、直ちに、原審説示の如き意味合いを看取し得るものとはいい難いものである。

また、当審において調査したが、該文字が指定商品を取り扱う業界において、商品の品質・機能を表示するものとして、取引上普通に使用されている事実を発見することができなかった。

そうすると、本願商標を、その指定商品に使用したときには、これに接する需要者・取引者は、一種の造語よりなる商標として認識し、把握するものとみるのが相当であり、自他商品の識別標識としての機能を十分果たし得るものであって、かつ、商品の品質について誤認を生じさせるおそれもないというべきである。

したがって、本願商標を商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に該当するとした原査定の拒絶の理由は、妥当なものでなく、原査定は、取り消しを免れない。

その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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