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結論

勝訴(請求認容)

第4条第1項第16号・第3条第1項第3号「題号の識別力」の商標審決・判断理由(審判番号:不服2004−2537(T2004−2537/J1)|拒絶査定取消・登録)

審判番号
不服2004−2537(T2004−2537/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)
争点(論点)
題号の識別力
適用条文
第4条第1項第16号・第3条第1項第3号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2004−2537(T2004−2537/J1)・不服)は、本件商標について、商標法第4条第1項第16号・第3条第1項第3号への該当性が争われた事例です。主な争点は「題号の識別力」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1.本願商標

本願商標は、「ディーエヌエンジェル」及び「D・N・ANGEL」の文字を二段に書してなり、第16類に属する願書記載のとおりの商品を指定商品として、平成14年10月25日に登録出願された商願2002−90606に係る商標法第10条第1項の規定による商標登録出願として、同15年6月18日に登録出願されたものである。

2.原査定の拒絶の理由の要点

原査定は、「本願商標は、『ディーエヌエンジェル』の片仮名文字と『D・N・ANGEL』の欧文字を左横書きで普通に用いられる方法で二段に併記してなるところ、これは、本願指定商品『印刷物(「双書,雑誌,新聞」を除く。)』との関係において、単行本(書籍)の題号・指定商品の内容の表示とみられる。そして、単行本(書籍)の題号・印刷物の内容表示は、その単行本・印刷物である著作物を特定する名称として表記されるものであり、その内容にかかわるものであって、自他商品の識別標識としての機能を有しているとは認め難いものである。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当し、前記商品以外の商品に使用するときは、商品の品質の誤認を生じさせるおそれがあり、同法第4条第1項第16号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

3.当審の判断

本願商標は、前記のとおり、「ディーエヌエンジェル」及び「D・N・ANGEL」の文字よりなるところ、該文字が一般に親しまれている語とはいい難く、該文字が漫画の題号として看取される場合があるとしても、それをもって直ちに特定の著作物の内容を表示するものとして一般に理解されているとはいい難く、また、取引者・需要者間において、取引上普通に使用されている事実も認められないところである。

そうとすれば、本願商標は、これをその指定商品に使用した場合、取引者・需要者は、全体として特定の意味合いを看取し得ない一種の造語と認識し把握するとみるのが相当であって、自他商品の識別力を有しないものということはできない。

そして、本願商標は、これをその指定商品中のいずれの商品に使用したとしても、商品の品質について誤認を生じさせるおそれがあるということもできない。

したがって、本願商標を商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に該当するとして本願を拒絶した原査定は、妥当なものとはいえず、取消しを免れない。

その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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