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結論

敗訴(請求棄却)

商標「ORARINS」の称呼の類似性と要部抽出(第4条第1項第11号|審判異議2006−90212(T2006−90212/J7))

審判番号
異議2006−90212(T2006−90212/J7)
審判種別
異議

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標「ORARINS」
争点(論点)
称呼の類似性と要部抽出
適用条文
第4条第1項第11号
指定商品・役務の区分
第3類
最終結論
登録維持(敗訴(請求棄却))

この審決(審判異議2006−90212(T2006−90212/J7)・異議)は、本件商標「ORARINS」について、商標法第4条第1項第11号への該当性が争われた事例です。主な争点は「称呼の類似性と要部抽出」です。指定商品・役務は第3類に属します。特許庁は「登録第4928348号商標の商標登録を維持する」と判断しました(登録維持)。類似する商標を出願する際は、本件の判断枠組みを踏まえて称呼・外観・観念や指定商品の重なりを事前に確認することが重要です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

登録第4928348号商標の商標登録を維持する。

理由テキスト

1 本件商標

本件登録第4928348号商標(以下「本件商標」という。)は、「ORARINS」の文字と「オラリンス」の文字を二段に横書きしてなり、平成17年6月21日に登録出願、第3類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、平成18年2月10日に設定登録されたものである。

2 引用商標

登録異議申立人(以下「申立人」という。)が引用する登録第4258841号商標は、「オーラ」の文字と「Ora」の文字を二段に横書きしてなり、平成9年10月29日に登録出願、第3類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、平成11年4月2日に設定登録され、現に有効に存続しているものである。

3 登録異議の申立ての理由の要旨

本件商標中の「リンス」の文字部分は、「すすぐ」の意味を有し、本件商標の指定商品中の「液体歯磨き、洗口液」の品質を表示する語であり(甲第3号証ないし甲第10号証)、また、「RINS」の文字部分は、上記「リンス」の文字部分と相俟って、「液体歯磨き、洗口液」の意味合いを直感させるものである。

してみれば、本件商標の要部は、「ORA」、「オラ」の文字部分であるから、本件商標は、これより「オラ」の称呼が生ずる。

そして、本件商標より生ずる「オラ」の称呼は、引用商標より生ずる「オーラ」の称呼と相紛らわしい類似のものであるから、本件商標と引用商標は、称呼上類似する商標であって、その指定商品も互いに抵触するものである。

したがって、本件商標の登録は、商標法第4条第1項第11号に違反してされたものであるから、取り消されるべきである。

4 当審の判断

本件商標は、前記のとおり、「ORARINS」の文字と「オラリンス」の文字を二段に横書きしてなるものであるところ、その構成中の欧文字部分と片仮名文字部分は、いずれも同一の書体をもって一連に書されているばかりでなく、本件商標より生ずると認められる「オラリンス」の称呼は、無理なく一気に称呼し得るものである。

そうとすれば、本件商標は、これを「ORA」、「オラ」と「RINS」、「リンス」とに分離し、「ORA」、「オラ」の文字部分のみを抽出して、称呼、観念すべきものではなく、構成文字全体をもって、「オラリンス」とのみ称呼される一体不可分の造語を表したと認識されるとみるべきである。

してみれば、本件商標は、その構成文字に相応して、「オラリンス」の一連の称呼のみを生ずるものといわなければならない。

そうすると、本件商標の要部が「ORA」、「オラ」の文字部分にあるとし、それを前提にして、本件商標と引用商標とが称呼において類似するとする申立人の主張は、その前提において誤りがあり、失当というべきである。

その他、本件商標と引用商標とを類似の商標とすべき理由は見いだせない。

したがって、本件商標と引用商標とは、称呼、観念及び外観のいずれの点においても相紛れるおそれのない非類似の商標といわなければならない。

以上のとおり、本件商標の登録は、商標法第4条第1項第11号に違反してされたものでないから、同法第43条の3第4項の規定により、維持すべきものである。

よって、結論のとおり決定する。

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