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結論

勝訴(請求認容)

第3条第1項第3号「品質表示の識別力」の商標審決・判断理由(審判番号:不服2005−10114(T2005−10114/J1)|拒絶査定取消・登録)

審判番号
不服2005−10114(T2005−10114/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)
争点(論点)
品質表示の識別力
適用条文
第3条第1項第3号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2005−10114(T2005−10114/J1)・不服)は、本件商標について、商標法第3条第1項第3号への該当性が争われた事例です。主な争点は「品質表示の識別力」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「Stylish fit」及び「スタイリッシュフィット」の文字を二段に横書きしてなり、第25類に属する願書記載とおりの商品を指定商品として、平成16年8月2日に登録出願されたものである。

2 原査定の拒絶の理由の要点

原査定は、「本願商標は、『Stylish fit』『スタイリッシュフィット』の文字を上下二段に書してなるところ、その構成中『Stylish』の文字は『流行にあった、粋な、上品な』等を、そして『fit』の文字は『適合すること』を意味し、本願指定商品と関係において前者は『Stylishな○○』もしくは『Stylish○○』というように商品の品質を表す語として、また、後者は『洋服が身体や感覚にぴったり合うこと』を意味する語として、共に親しまれ使用されていることよりすれば、本願商標よりは『スタイリッシュ(流行、粋、上品)にフィット(適合)する』なる意味合いを容易に想起し得るものである。そうすると、このような商標をその指定商品に使用しても、これに接する需要者、取引者は前記意味合いを認識、理解する以上に格別顕著なところはなく、単に商品の品質を誇称するにすぎないものというのが相当である。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

本願商標は、前記1のとおり、その構成中の「Stylish」「スタイリッシュ」、「fit」「フィット」が原審説示の意味合いを有する語であるとしても、これらを組み合わせた「Stylish fit」及び「スタイリッシュフィット」より、せいぜい「流行に適合」程度の漠然としたイメージが想起され得るのみであって、指定商品との関係において、直接的、かつ、具体的な商品の品質を直感させるものとはいえず、むしろ一種の造語を表したものと判断するのが相当である。

また、当審において調査するも、本願商標を構成する文字が、その指定商品を取り扱う業界において、商品の品質等を表示するものとして、取引上普通に使用されている事実も発見することができない。

してみれば、本願商標は、これをその指定商品に使用しても、十分に自他商品の識別機能を有するものものといわなければならない。

したがって、本願商標が商標法第3条第1項第3号に該当するとして本願を拒絶した原査定は、取消しを免れない。

その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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