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結論

勝訴(請求認容)

商標「ウェブユニバーサルデザインソリューション」の記述的結合商標の識別力(第3条第1項第3号|審判不服2005−15437(T2005−15437/J1))

審判番号
不服2005−15437(T2005−15437/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標「ウェブユニバーサルデザインソリューション」
争点(論点)
記述的結合商標の識別力
適用条文
第3条第1項第3号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2005−15437(T2005−15437/J1)・不服)は、本件商標「ウェブユニバーサルデザインソリューション」について、商標法第3条第1項第3号への該当性が争われた事例です。主な争点は「記述的結合商標の識別力」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「ウェブユニバーサルデザインソリューション」の文字を標準文字により表してなり、第9類に属する願書記載のとおりの商品を指定商品として、平成16年9月8日に登録出願されたものである。

2 原査定の拒絶の理由 原査定は、「本願商標は、「ウェブユニバーサルデザインソリューション」の文字を表してなるものであるところ、その構成中の「ウェブ」の文字がインターネットの情報検索システムを意味する「WORLD WIDE WEB」の略語であり、最近ではインターネットの代名詞として理解され、「WEB新聞」のように使用されている英語の表音表記であり、その構成中の「ユニバーサルデザイン」の文字が「普遍的なデザイン」等の意味合いを表示するものとして近年使用され、また、その構成中の「ソリューション」の文字が「問題の解決方法」等の意味合いを表示するものとして近年一般的に使用されているから、これをその指定商品中、1.「電子計算機用プログラム,その他の電子応用機械器具及びその部品」に使用するときは、全体として「インターネットの普遍的なデザインの問題解決方法を内容とする電子計算機用プログラム」を認識させるにとどまり、また 、2.「電子出版物(電気通信回線を通じてダウンロードにより販売されるものを含む。)」に使用するときは、全体として「インターネットの普遍的なデザインの問題解決方法を内容とする電子出版物(電気通信回線を通じてダウンロードにより販売されるものを含む。)」を認識させるにとどまるものであって、自他商品を識別するための標識としての機能を有せず、単に商品の品質・内容を表示したものといわざるを得ない。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当する。」旨認定、判断し本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

本願商標は、前記のとおり、同書、同大、同間隔に書してなり、外観上まとまりよく一体的に構成され、その構成中「ウェブ」、「ユニバーサルデザイン」及び「ソリューション」のそれぞれの文字が原審説示の意味を有するものとしても、本願商標の指定商品を取り扱うこの種業界において、本願商標を構成する全体の文字が原審説示のような商品の品質、内容を表示するものとして、取引上普通一般に使用されている事実を発見することもできない。

そうしてみると、本願商標は、その指定商品の具体的な品質、内容を表示するものとはいえないものであり、自他商品識別力を有しないものということはできない。

さらに、請求人(出願人)は、「FUJITSUウェブ・ユニバーサルデザイン」について2003年度グッドデザイン賞(コミュニケーションデザイン部門)を受賞し、本願商標は、その後にソフトウエアに使用開始していることが認められる。

したがって、本願商標が商標法第3条第1項第3号に該当するとして本願を拒絶した原査定は、妥当なものとはいえず、取消しを免れない。

その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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