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結論

勝訴(請求認容)

商標「Harappa」の地名商標の識別力(第4条第1項第16号・第3条第1項第3号|審判不服2006−12097(T2006−12097/J1))

審判番号
不服2006−12097(T2006−12097/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標「Harappa」
争点(論点)
地名商標の識別力
適用条文
第4条第1項第16号・第3条第1項第3号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2006−12097(T2006−12097/J1)・不服)は、本件商標「Harappa」について、商標法第4条第1項第16号・第3条第1項第3号への該当性が争われた事例です。主な争点は「地名商標の識別力」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「Harappa」の欧文字を標準文字で書してなり、願書に記載のとおりの第14類、第16類、第18類及び第25類の商品を指定商品とし、平成17年8月22日に登録出願されたものである。

2 原査定の拒絶の理由

原査定は、「本願商標は、『パキスタン北東部のインダス文明の都市遺跡』を指称する『Harappa』の文字を表してなるから、これを本願の指定商品に使用するときは、単に商品の品質(内容、産地又は販売地)を表示するにすぎないものであり、前記商品以外の商品に使用するときは、その商品の品質について誤認を生ずるおそれがあることから、商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

本願商標は、前記のとおり「Harappa」の欧文字からなるものであるところ、該文字が「パキスタン中東部、パンジャブ州中部におけるインダス文明の都市遺跡」(三省堂「コンサイス地名辞典外国編」)の名称を示すものであるとしても、その指定商品との関係からして、本願商標が、直ちに原審説示の如く、その商品の内容、産地及び販売地を表示するものとして、取引者、需要者に認識されるとは認められない。

また、当審において職権をもって調査したが、「Harappa」の文字が、本願の指定商品の内容、産地、販売地等を表示するものとして、取引上普通に用いられている事実も見出すことができなかった。

そうとすると、本願商標は、その指定商品について使用するときは、当該商品の品質を表示するものでなく、自他商品の識別標識としての機能を十分に果たし得るものというべきであり、かつ、これをその指定商品中のいずれの商品に使用しても、商品の品質について誤認を生じさせるおそれもないものと判断するのが相当である。

したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に該当するものでないから、これを理由として本願を拒絶した原査定は、妥当でなく、取消しを免れない。

その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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