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結論

勝訴(請求認容)

第4条第1項第11号「図形と称呼の非類似判断」の商標審決・判断理由(審判番号:不服2005−23179(T2005−23179/J1)|拒絶査定取消・登録)

審判番号
不服2005−23179(T2005−23179/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)引用商標「重富荘」
争点(論点)
図形と称呼の非類似判断
適用条文
第4条第1項第11号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2005−23179(T2005−23179/J1)・不服)は、本件商標と引用商標「重富荘」について、商標法第4条第1項第11号への該当性が争われた事例です。主な争点は「図形と称呼の非類似判断」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。類似する商標を出願する際は、本件の判断枠組みを踏まえて称呼・外観・観念や指定商品の重なりを事前に確認することが重要です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、別掲(1)に示す構成からなり、第45類に属する願書記載のとおりの役務を指定役務として、平成17年3月4日に登録出願され、その後、指定役務については同年12月22日付け手続補正書により、「婚礼(結婚披露宴を含む。)のための施設の提供」と補正されたものである。

2 引用商標

原審において、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとして引用した登録第3165061号商標(以下「引用商標」という。)は、別掲(2)に示す構成からなり、平成4年8月31日に登録出願され、第42類に属する商標登録原簿に記載の役務を指定役務として同8年6月28日に設定登録され、その後、同18年12月22日に商標権の存続期間の更新登録がされているものである。

3 当審の判断

本願商標は、図形と「SHIMADZU」の欧文字からなる構成であるところ、該構成中の図形部分は、黒塗りの正方形内に、白抜きの円中に十文字をおいた形(以下「轡形」という。)を配してなるものであるが、当該轡形部分のみに着目して看取されるというよりは、黒塗りの正方形内に轡形を白抜きにした一の標章として看取されるとみるのが自然である。

そして、本願商標は、構成中の文字部分に相応して「シマヅ(ズ)」の称呼を生じるものであり、特定の観念は生じさせないとみるのが相当である。

加えて、本願商標は、請求人に係る代表的な出所標識として、広く使用されているものである。

一方、引用商標は、轡形の図形と「重富荘」の文字とをもって要部とするものであり、その構成文字に相応して「シゲトミソウ」の称呼を生じるものであって、特定の観念は生じないとみるのが相当である。

しかして、両商標は、轡形に係る図形部分を対比しても、構成態様が顕著に相違するうえ、それぞれの外観全体から受ける印象は明らかに相違するといわざるを得ないものである。

また、本願商標及び引用商標の上記称呼を対比しても、相違する各音の音質の差によって、判然と区別し得るものであるから、両商標は、称呼において相紛れる余地はない。

さらに、両商標が、観念において、相紛れるおそれがあるものともいえない。

してみれば、本願商標は、その外観、称呼及び観念の相違、及び上記実情からして、引用商標との間で役務の出所について混同を生じさせないとみるのが相当であり、引用商標に類似する商標とは判断し得ないものである。

したがって、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとして本願を拒絶した原査定は、妥当でなく、取消しを免れない。

その他、政令で定める期間内に、本願を拒絶する理由を発見しない。

よって、結論のとおり、審決する。

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