sokuhyo弁理士法人WATT 監修ご利用の流れ

A判定なら印紙代込み全額返金

結論

勝訴(請求認容)

第4条第1項第11号「称呼の類似性判断基準」の商標審決・判断理由(審判番号:不服2006−65096(T2006−65096/J1)|拒絶査定取消・登録)

審判番号
不服2006−65096(T2006−65096/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)引用商標「LAPIS」
争点(論点)
称呼の類似性判断基準
適用条文
第4条第1項第11号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2006−65096(T2006−65096/J1)・不服)は、本件商標と引用商標「LAPIS」について、商標法第4条第1項第11号への該当性が争われた事例です。主な争点は「称呼の類似性判断基準」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。類似する商標を出願する際は、本件の判断枠組みを踏まえて称呼・外観・観念や指定商品の重なりを事前に確認することが重要です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「LA VIS」の文字を横書きしてなり、第33類「Wine,spirits,liqueurs.」を指定商品として、2004年(平成16年)4月23日に国際登録されたものである。

2 原査定の引用商標

原査定において、本願の拒絶の理由に引用した登録第2455775号商標(以下「引用商標」という。)は、「LAPIS」の文字及び「ラピス」の文字を二段に横書きしてなり、平成2年3月29日登録出願、第28類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、同4年9月30日に設定登録、その後、同14年10月1日に商標権存続期間の更新登録、さらに、その後の同16年10月13日に、その指定商品及び商品の区分を第32類「ビール」及び第33類「日本酒,洋酒,果実酒,中国酒,薬味酒」とする書換登録がなされたものである。

3 当審の判断

本願商標は、前記1のとおり、「LA VIS」の文字を横書きしてなるところ、その構成中の「LA」の文字は、フランス語の定冠詞であるが、「VIS」の文字は、フランス語で「ねじ釘」等を意味する語であるとしても、我が国において一般に親しまれている語であるとはいい難いものであるから、全体で一種の造語と認識されるものであり、また、その構成文字に相応して、「ラビス」の称呼を生ずるものとするのが相当である。

他方、引用商標は、前記2のとおり、「LAPIS」及び「ラピス」の文字を二段に横書きしてなるところ、該構成文字に相応して、「ラピス」の称呼を生ずるものであって、特定の語義を有しない造語と認められるものである。

そこで、本願商標より生ずる「ラビス」の称呼と引用商標より生ずる「ラピス」の称呼とを比較すると、両称呼は、ともに3音からなり、第1音の「ラ」及び第3音の「ス」を共通にし、第2音において「ビ」と「ピ」の差異を有するところ、「ビ」及び「ピ」の音は、いずれも両唇の閉鎖による破裂音である濁音、半濁音であって、明瞭に発音、聴取される上に、本願商標の称呼は、フランス語の定冠詞の「LA」と「VIS」の文字から構成されることからして、その構成中の要部と理解される「VIS」の文字から生ずる称呼である「ビス」の語頭の「ビ」の音、つまり第2音が強く発音されるのに対し、引用商標の称呼は、語頭音の「ラ」が強く発音されるというのが相当であるから、アクセントの位置も異なるものである。

そうとすれば、両称呼が3音という短い音構成であることも相俟って、該差異音が称呼全体に与える影響は、決して小さいものということはできず、それぞれを一連に称呼するときには、語調、語感が相違し、称呼上相紛れるおそれはないものといわなければならない。

また、本願商標と引用商標とは、それぞれ前記のとおりの構成よりなるものであるから、外観上、互いに区別し得る差異を有するものであり、さらに、観念においては、両商標は、いずれも造語と認められるから、比較することができない。

してみると、本願商標と引用商標とは、外観、称呼及び観念のいずれの点においても相紛れるおそれのない非類似の商標といわざるを得ない。

したがって、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとして本願を拒絶した原査定は、取消しを免れない。

その他、政令で定める期間内に、本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

A判定なら印紙代込み全額返金

過去の審決を調べたあと、登録可能性を無料で確認しませんか?

Sokuhyoなら約1分でAI判定(A〜C)。A判定なら印紙代込みの全額返金保証が付きます。

無料でAI商標調査を試す(約1分)

第4条第1項第11号が問題となった他の審決です。

第4条第1項第11号の審決をもっと見る

Next Action

関連する調査・サービス

類似審決の追加調査や区分・類似群の確認、中間応答の相談へ進めます。

次の一歩へ

商標の登録可能性を無料で確認するか、出願から登録までの流れ・費用の目安を把握できます。