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結論

勝訴(請求認容)

第3条第1項第3号「サイズ表示の識別力」の商標審決・判断理由(審判番号:不服2006−65102(T2006−65102/J1)|拒絶査定取消・登録)

審判番号
不服2006−65102(T2006−65102/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)
争点(論点)
サイズ表示の識別力
適用条文
第3条第1項第3号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2006−65102(T2006−65102/J1)・不服)は、本件商標について、商標法第3条第1項第3号への該当性が争われた事例です。主な争点は「サイズ表示の識別力」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、別掲のとおりの構成よりなり、第16類及び第36類に属する国際登録において指定された商品及び役務を指定商品及び指定役務として、2004年(平成16年)2月26日に英国においてした商標登録出願に基づいて、パリ条約第4条による優先権を主張し、2004年(平成16年)6月24日を国際登録の日とするものである。

その後、指定商品及び指定役務については、2006年8月16日付で国際登録簿に記録された限定の通報があった結果、第16類「Periodical publications,including periodical books and periodical magazines」及び第36類「Charitable fund raising services and charitable collections.」を指定商品及び指定役務とするものである。

2 原査定の拒絶の理由(要旨)

原査定は「本願商標は、『4 inches』の文字を普通に用いられる方法で書してなるにすぎず、本願指定商品及び指定役務との関係において、商品の長さ、サイズを表したものと認識されるものである。したがって、本願商標は、自他商品及び自他役務の識別機能を有しないものであるから、商標法第3条第1項第3号に該当する。」旨、認定、判断し本願を拒絶したものである。

4 当審の判断

本願商標は、別掲のとおり、数字の「4」と長さの単位の1つである「inches」の間に一文字程度の間隔をもうけ「4 inches」と表してなるところ、構成全体として「10.16cm」程の意味合いを有するものの、本願指定商品及び指定役務との関係では、商品の長さ、サイズ等を表すものと直ちに認識できないばかりでなく、取引上も普通に使用されている事実を発見できなかった。

してみれば、たとえ本願商標の構成中の「inches」が長さの単位を表す語であるとしても、本願商標は、全体として特定の観念を認識し得ない一種の造語よりなるものというのが相当である。

そうとすれば、本願商標は、自他商品又は自他役務の識別標識としての機能を十分に果たし得るものであるというべきである。

以上のとおり、本願商標は商標法第3条第1項第3号に該当するとした原査定は、妥当でなく取り消しを免れない。

その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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