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結論

勝訴(請求認容)

商標「QUICK−LINK」の機能表示と識別力(第3条第1項第3号|審判不服2007−2556(T2007−2556/J1))

審判番号
不服2007−2556(T2007−2556/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標「QUICK−LINK」
争点(論点)
機能表示と識別力
適用条文
第3条第1項第3号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2007−2556(T2007−2556/J1)・不服)は、本件商標「QUICK−LINK」について、商標法第3条第1項第3号への該当性が争われた事例です。主な争点は「機能表示と識別力」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「QUICK−LINK」の文字を標準文字で表してなり、第12類「自転車並びにその部品及び附属品」を指定商品として、平成17年11月24日に登録出願されたものである。

2 原査定の拒絶の理由の要点

原査定は、「本願商標は、『速やかなつながり、速やかな連結』などの意味合いを生じる我が国において親しまれた英語『QUICK−LINK』の欧文字よりなるものであるから、これをその指定商品『自転車』に使用するときは、例えば『自転車の走行中に低速から高速等へのギアチェンジが速やかに走行に連係して行える機能を備えた自転車であること』を表示するにすぎないものであり、商品の機能(効能)、品質を表示したものと認められる。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

本願商標は、前記1のとおり「QUICK−LINK」の文字よりなるところ、「広辞苑第5版」によれば、「クイック【quick】」の語は「動作の速やかなさま。速いさま。」を意味し、「リンク【link】」の語は「連結すること。関連すること。」の意味を有する語であるとしても、これらの語を「QUICK−LINK」と表してなる本願商標から看取される内容は抽象的なものであって、これをその指定商品中の「自転車」に使用しても、商品の機能(効能)、品質を表示したものとは認め難いものである。

また、当審において職権をもって調査するも、「QUICK−LINK」の文字が、本願の指定商品を取り扱う業界において、商品の機能(効能)、品質を表示するものとして、取引上普通に使用されていると認めるに足りる事実を発見することもできなかった。

してみれば、本願商標は、これをその指定商品に使用しても、単に商品の機能(効能)、品質を表示するにすぎないものとはいえず、自他商品の識別標識としての機能を果たし得るものといわなければならない。

したがって、本願商標が商標法第3条第1項第3号に該当するとして本願を拒絶した原査定は妥当ではなく、取消しを免れない。

その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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