Trademark Appeal Case
短音商標の称呼非類似
本データベースは、特許庁の審決例をAIで解析・要約したものです。拒絶理由通知に対する意見書作成や、審判請求書等の作成時の参考としてお役立てください。
基本情報
| 審判番号 | 異議2007−900186(T2007−900186/J7) |
|---|---|
| 審判種別 | 異議 |
| 結論 | 敗訴(請求棄却) |
理由テキスト
1 本件商標
本件登録第5019433号商標(以下「本件商標」という。)は、「ENO」の文字を標準文字により表してなり、2005年9月14日にアメリカ合衆国においてした商標登録出願に基づきパリ条約第4条による優先権を主張して、平成18年3月8日に登録出願され、第9類、第14類、第18類、第25類及び第28類に属する商標登録原簿記載のとおりの商品を指定商品として、平成19年1月19日に設定登録されたものである。
2 引用商標
登録異議申立人が引用する登録第4313040号商標(以下「引用商標」という。)は、「EGO」の文字を横書きしてなり、平成9年12月8日に登録出願され、第14類「貴金属,貴金属製食器類,貴金属製のろうそく消し及びろうそく立て,貴金属製喫煙用具,宝玉の原石,時計,キーホルダー」を指定商品として平成11年9月10日に設定登録されたものである。
3 登録異議申立ての理由の要点
本件商標は、引用商標と称呼上類似する商標であり、その指定商品中の第14類に属する商品については、引用商標に係る指定商品と同一又は類似の商品を含むものであるから、商標法第4条第1項第11号に該当するものである。
4 当審の判断
本件商標と引用商標との類否について検討するに、それぞれの構成文字に相応して、本件商標は「エノ」又は「イーエヌオー」、引用商標は「エゴ」又は「イージーオー」の各称呼を生ずるものといえる。
しかして、上記「エノ」の称呼と「エゴ」の称呼とは、いずれも明瞭に発音される「ノ」と「ゴ」の音を異にしており、この差異が僅か2音からなる全体に及ぼす影響は大きく、それぞれを一連に称呼するときは、全体の音感音調が明らかに異なり明瞭に区別することができるものである。
また、上記「イーエヌオー」の称呼と「イージーオー」の称呼にしても、中間において、音質の異なる2音「エヌ」と「ジー」の差異を有しており、これらの差異が全体に及ぼす影響は大きいから、それぞれを一連に称呼するときは、やはり、全体の音感音調が明らかに異なり明瞭に区別することができるものである。
さらに、本件商標と引用商標とは、それぞれの構成に照らし、外観上判然と区別し得る差異を有するものである。
そして、本件商標は、親しまれた既成の観念を有する成語を表したものとは認められないから、観念上引用商標と比較することもできない。
してみれば、本件商標と引用商標とは、称呼、外観及び観念のいずれの点からみても相紛れるおそれのない非類似の商標といわなければならない。
したがって、本件商標は、商標法第4条第1項第11号の規定に違反して登録されたものではないから、同法第43条の3第4項の規定に基づき、その登録を維持すべきものである。
よって、結論のとおり決定する。
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