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結論

敗訴(請求棄却)

商標「ECLESIA」の造語の称呼・外観の類否(第4条第1項第11号|審判異議2007−900212(T2007−900212/J7))

審判番号
異議2007−900212(T2007−900212/J7)
審判種別
異議

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標「ECLESIA」
争点(論点)
造語の称呼・外観の類否
適用条文
第4条第1項第11号
指定商品・役務の区分
第5類
最終結論
登録維持(敗訴(請求棄却))

この審決(審判異議2007−900212(T2007−900212/J7)・異議)は、本件商標「ECLESIA」について、商標法第4条第1項第11号への該当性が争われた事例です。主な争点は「造語の称呼・外観の類否」です。指定商品・役務は第5類に属します。特許庁は「登録第5021096号商標の商標登録を維持する」と判断しました(登録維持)。類似する商標を出願する際は、本件の判断枠組みを踏まえて称呼・外観・観念や指定商品の重なりを事前に確認することが重要です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

登録第5021096号商標の商標登録を維持する。

理由テキスト

1 本件商標

本件登録第5021096号商標(以下「本件商標」という。)は、平成18年7月26日に登録出願され、「ECLESIA」の欧文字と「エクレシア」の片仮名文字を上下二段に横書きしてなり、第5類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、同19年1月26日に設定登録されたものである。

2 登録異議の申立の理由の要点

本件商標は、登録異議申立人(以下「申立人」という。)の所有に係る「VECLESA」の欧文字を横書きしてなり、第5類「薬剤」を指定商品とし、2004年6月24日フランス国においてした商標登録出願に基づきパリ条約第4条による優先権を主張して、平成16年12月16日に登録出願、同17年6月10日に設定登録された登録第4871368号商標(以下「引用商標」という。)と外観及び称呼において類似する商標であり、また、本件商標の指定商品中の「薬剤」は、引用商標の指定商品と同一又は類似の商品である。

したがって、本件商標は、その指定商品中「薬剤」については、商標法第4条第1項第11号に違反して登録されたものであり取り消しを免れない。

3 当審の判断

本件商標は、前記1のとおりであるところ、その構成に係る下段の「エクレシア」の片仮名文字は同書、同大、等間隔に一連に書されていて、同じく同書、同大、等間隔に、一連に書された上段の「ECLESIA」の欧文字の読みを特定したものと無理なく看取し得るものであり、これより生ずる全体の称呼も冗長でなく、よどみなく一気に称呼し得るものであるから、その構成文字に相応して、「エクレシア」の称呼のみを生ずる造語よりなるものと判断するのが相当である。

この点に関し、申立人は本件商標より「エクレサ」の称呼も生ずると主張しているが、本件商標は上記で認定した構成において「エクレサ」の称呼を生ずるとするのは不自然であり、申立人の主張は採用することができない。

他方、引用商標は、前記2のとおりであるから、その構成文字に相応して「ベクレサ」の称呼を生ずる造語よりなるものと認められる。

しかして、本件商標より生ずる「エクレシア」の称呼と引用商標より生ずる「ベクレサ」の両称呼は、称呼の識別において重要な要素となる語頭において音質の異なる「エ」と「ベ」の音の差異を有するほか、音構成及び構成音数において顕著な差異を有するものであるから、称呼上、明らかに区別し得るものである。また、両商標の構成は、前記したとおりであるから、外観上、十分に区別し得る差異を有するものであり、さらに、観念においては、共に造語と認められるから、比較することができない。

してみれば、本件商標と引用商標とは、外観、称呼及び観念のいずれからみても、類似しない商標といわざるを得ない。

したがって、本件商標の登録は、その指定商品中の「薬剤」について商標法第4条第1項第11号に違反して登録されたものでないから、同法第43条の3第4項の規定に基づき、その登録を維持すべきものである。

よって、結論のとおり決定する。

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