sokuhyo

Trademark Appeal Case

あぶり醤油の識別力判断

本データベースは、特許庁の審決例をAIで解析・要約したものです。拒絶理由通知に対する意見書作成や、審判請求書等の作成時の参考としてお役立てください。

基本情報

審判番号不服2007−28251(T2007−28251/J1)
審判種別不服
結論勝訴(請求認容)

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「あぶり醤油」及び「炙り醤油」の文字を上下二段に横書きしてなり、第30類「菓子及びパン」を指定商品として、平成18年12月1日に登録出願されたものである。

2 原査定の拒絶の理由の要点

原査定は、「本願商標は、『あぶり醤油』『炙り醤油』の文字を二段に書してなるものであるが、その構成中『あぶり』『炙り』の文字は『火にあてて軽く焼く。火にあてて温め乾かす』の意味を有するものであるから、本願商標からは『醤油を炙ること、炙った醤油を使用したもの』程の意味合いを看取させるものであり、これを本願指定商品中、例えば『醤油せんべい,醤油を使用した豆菓子』など醤油を塗って炙った商品に使用するときは、単に商品の品質を表示するにすぎないものと認める。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当し、前記商品以外の商品に使用するときは、商品の品質の誤認を生じさせるおそれがあるので、同法第4条第1項第16号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

本願商標は、前記1のとおり、「あぶり醤油」及び「炙り醤油」の文字を上下二段に横書きしてなるところ、その構成中前半の「あぶり」「炙り」の文字が、「火にあてて軽く焼く。火にあてて温め乾かす。」の意味を、また、後半の「醤油」の文字が、「調味料。旨味と鹹味とを有し、特有の香気をもつ褐色の液汁。大豆と小麦とで作った麹と食塩水とを原料として醸造する。したじ。むらさき。」(いずれも株式会社岩波書店 広辞苑第六版)を意味する語であるとしても、これが構成文字全体で原審説示の如き意味合いを直ちに看取し得るものとはいい難く、むしろ一種の造語として認識・把握されるとみるのが相当である。

また、当審において職権をもって調査したが、本願の指定商品を取り扱う業界において、「あぶり醤油」及び「炙り醤油」の文字が、商品の品質を表示するためのものとして、取引上、普通に使用されている事実を見出すことができなかった。

そうとすれば、本願商標は、これをそのいずれの指定商品について使用しても、自他商品の識別標識としての機能を十分に果たし得るものであり、かつ、商品の品質の誤認を生ずるおそれがあるものということもできない。

したがって、本願商標が商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に該当するとして、本願を拒絶した原査定は、妥当でなく、取消しを免れない。

その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

Next Action

次の一手につながるサービス

類似審決の追加調査から中間応答、新規出願の費用確認まで、この審決を起点に次のアクションへ進めます。

次の一歩へ

商標の登録可能性を無料で確認するか、費用の目安を料金表・シミュレーターで把握できます。