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Trademark Appeal Case

称呼認定と著名商標

本データベースは、特許庁の審決例をAIで解析・要約したものです。拒絶理由通知に対する意見書作成や、審判請求書等の作成時の参考としてお役立てください。

基本情報

審判番号不服2007−33623(T2007−33623/J1)
審判種別不服
結論勝訴(請求認容)

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、別掲に表示するとおりの構成よりなり、第9類、第11類及び第12類に属する願書に記載のとおりの商品を指定商品として、平成19年1月31日に登録出願、その後、指定商品については、原審における同年11月12日付け及び当審における同年12月13日付け手続補正書により、最終的に、第9類「配電用又は制御用の機械器具,回転変流機,調相機,電池,電気磁気測定器,電線及びケーブル,盗難警報器,保安用ヘルメット,乗物の故障の警告用の三角標識,発光式又は機械式の道路標識,測定機械器具,電気ブザー,電気通信機械器具,電子応用機械器具及びその部品,磁心,抵抗線,電極,自動車用シガーライター」及び第11類「電球類及び照明用器具」と補正されたものである。

2 原査定の拒絶の理由の要点

原査定において、「本願商標は、その構成中に、株式会社デンソー(愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地)が、自動車用の部品等に使用して著名な標章『DENSO』の文字を有して成るから、これをその指定商品に使用するときは、該社の業務に係る商品又は該社と経済的若しくは組織的に何らかの関係のある者の業務に係る商品であると誤認し、その商品の出所について誤認するおそれがあるものと認める。したがって、本願商標は、商標法第4条第1項第15号に該当する。」旨判断、認定して、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

本願商標は、別掲のとおり、「DAIICHI」「DENSO」の欧文字と「ダイイチデンソウ」の片仮名文字を三段に表してなるところ、その構成中の欧文字部分は上下二段に表されているとしても、同一書体で外観上まとまりよく一体的に表されているものである。そして、一般に欧文字と仮名文字を併記した構成の商標において、その仮名文字部分が欧文字部分の称呼を特定すべき役割を果たすものと無理なく認識し得るときは、仮名文字部分より生ずる称呼がその商標より生ずる自然の称呼とみるのが商取引の実情に即し、相当である。

そうすると、本願商標は下段の片仮名文字の部分に相応した「ダイイチデンソウ」の称呼のみを生ずるというべきであり、殊更、構成中の「DENSO」「デンソウ」の文字部分のみを捉えて取引に資するとはいい難い。

してみれば、たとえ「株式会社デンソー」が「自動車用の部品」等について使用した結果、「DENSO」の文字が、取引者・需要者の間に広く認識されているとしても、本願商標をその指定商品に使用した場合、これに接する取引者、需要者が、本願商標から、「DENSO」の文字を想起又は連想することは極めて低いものとみるのが相当である。

そうとすれば、請求人が本願商標をその指定商品に使用しても、該商品が上記会社又は同人と何らかの関係を有する者の業務に係る商品であるかのように、その商品の出所について混同を生ずるおそれはないものというべきである。

したがって、本願商標が、商標法第4条第1項第15号に該当するとして本願を拒絶した原査定は、妥当でなく、取り消しを免れない。

その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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