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結論

勝訴(請求認容)

商標「Custom Edition」の識別力(第4条第1項第16号・第3条第1項第3号|審判不服2008−15940(T2008−15940/J1))

審判番号
不服2008−15940(T2008−15940/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標「Custom Edition」
争点(論点)
「Custom Edition」の識別力
適用条文
第4条第1項第16号・第3条第1項第3号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2008−15940(T2008−15940/J1)・不服)は、本件商標「Custom Edition」について、商標法第4条第1項第16号・第3条第1項第3号への該当性が争われた事例です。主な争点は「「Custom Edition」の識別力」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「Custom Edition」の文字を標準文字として書してなり、第28類に属する願書記載のとおりの商品を指定商品として、平成19年6月22日に登録出願されたものである。そして、指定商品については、原審における同20年3月5日付け手続補正書により、第28類「運動用具」に補正されたものである。

2 原査定の拒絶の理由の要点

原査定は、「本願商標は、標準文字で『Custom Edition』と表示してなるが、該構成中の『Custom』の文字は『注文で作った、あつらえの』の意味で複合語をつくる語として、また『Edition』の文字は『版』の意味を有する語として知られているものである。そうすると本願商標は全体として『注文で作った版(商品)』程度の意味合いを容易に看取させるものであるから、これをその指定商品に使用しても、これに接する需要者は、前記意味合いを把握・認識するに止まり、自他商品の識別標識としては認識し得ないものと認める。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当し、前記意味合いに照応する商品以外の商品に使用するときは、商品の品質の誤認を生じさせるおそれがあるので、同法第4条第1項第16号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

本願商標は、前記1のとおり、「Custom Edition」の文字を標準文字として書してなり、その構成中の「Custom」の文字は、「注文で作った、あつらえの、特別仕様の」、「税関、関税」等を意味する英語、また、「Edition」の文字は、「出版、刊行」、「(書物などの)版」等を意味する英語と認められるが、本願商標全体としては、直ちに原審説示の如き意味合いを容易に看取させるものとはいい難いものである。

また、本願指定商品「運動用具」との関係よりして、本願商標が、特定の商品の品質等を直接的かつ具体的に表示したものとはいえず、むしろ、その構成全体をもって、一種の造語として認識されるとみるのが相当である。

さらに、当審において調査するも、本願商標が、その指定商品を取り扱う業界において、商品の品質等を表示するものとして、取引上普通に使用されていると認めるに足りる事実も発見できなかった。

そうすると、本願商標は、これをその指定商品の何れの商品に使用しても、自他商品の識別標識としての機能を果たし得るものであり、また、商品の品質について誤認を生じさせるおそれもないものである。

したがって、本願商標が商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に該当するとして本願を拒絶した原査定は妥当でなく、取消しを免れない。

その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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