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結論

勝訴(請求認容)

商標「謎の円盤UFO」の引用商標の観念と要部抽出(第4条第1項第11号|審判不服2008−13459(T2008−13459/J1))

審判番号
不服2008−13459(T2008−13459/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標「謎の円盤UFO」
争点(論点)
引用商標の観念と要部抽出
適用条文
第4条第1項第11号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2008−13459(T2008−13459/J1)・不服)は、本件商標「謎の円盤UFO」について、商標法第4条第1項第11号への該当性が争われた事例です。主な争点は「引用商標の観念と要部抽出」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。類似する商標を出願する際は、本件の判断枠組みを踏まえて称呼・外観・観念や指定商品の重なりを事前に確認することが重要です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、別掲のとおりの構成からなり、第9類に属する願書記載のとおりの商品を指定商品として、平成19年5月7日に登録出願されたものである。

2 引用商標

原査定において、本願の拒絶の理由に引用した登録第4922267号商標(以下、「引用商標」という。)は、「謎の円盤UFO」の文字を標準文字で表してなり、平成17年5月13日登録出願、第9類に属する商標登録原簿記載のとおりの商品を指定商品として、同18年1月20日に設定登録され、現に有効に存続しているものである。

3 当審の判断

本願商標は、「UFO」の欧文字からなるところ、該文字は「unidentified flying object」の略称であり、「未確認飛行物体(特に空飛ぶ円盤など)」の意味を有する語として、一般にも知られていることから、本願商標からは、「ユーエフオー」又は「ユーフォー」の称呼及び「未確認飛行物体」又は「空飛ぶ円盤」の観念を生ずるものである。

他方、引用商標は、「謎の円盤UFO」の文字を標準文字で表してなるところ、この「謎の円盤UFO」は、1969年に英国で作成されたSFテレビ番組のタイトルであり、我が国においても1970年から日本テレビ系列でテレビ放映され、その後も2005年及び2007年の2回にわたり、「謎の円盤UFO デジタルリマスター完全版」として、株式会社スーパーネットワークの「スーパー!ドラマTV」(2006年7月、スーパーチャンネルより名称変更)からケーブルテレビや衛星有料放送を通じて配信されたほか、2003年には株式会社東北新社から「謎の円盤UFO COLLECTORS’BOX PART1、PART2」(DVD各5枚組)が発売され、現在でも入手可能な状態となっているなど、放送開始以来根強い人気を保ち続け、我が国においても相当程度知られていることが推認できる。

そうすると、引用商標は、殊更、その構成中の後半に位置する「UFO」の文字部分のみを捉えて、取引に資するとみるよりも、むしろ、構成全体をもって上記テレビ番組等のタイトルを想起して取引に資するとみるのが相当である。

してみれば、引用商標は、テレビ番組のタイトルとしての「謎の円盤UFO」の観念及び「ナゾノエンバンユーエフオー」または「ナゾノエンバンユーフォー」の一連の称呼のみを生ずるといわなければならない。

したがって、引用商標から「UFO(未確認飛行物体)」の観念をも生ずるとし、そのうえで、本願商標が引用商標と類似するとして、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとした原査定は、妥当なものではなく、取り消しを免れない。

その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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