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結論

勝訴(請求認容)

第4条第1項第16号・第3条第1項第3号「「極泡」の品質表示と識別力」の商標審決・判断理由(審判番号:不服2007−33476(T2007−33476/J1)|拒絶査定取消・登録)

審判番号
不服2007−33476(T2007−33476/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)
争点(論点)
「極泡」の品質表示と識別力
適用条文
第4条第1項第16号・第3条第1項第3号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2007−33476(T2007−33476/J1)・不服)は、本件商標について、商標法第4条第1項第16号・第3条第1項第3号への該当性が争われた事例です。主な争点は「「極泡」の品質表示と識別力」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「極泡」の漢字を標準文字で書してなり、第33類「日本酒,洋酒,果実酒,中国酒,薬味酒,麦および麦芽を使用しないビール風味のアルコール飲料」を指定商品として、平成19年2月22日に登録出願されたものである。

2 原査定の拒絶理由の要旨

原査定は、「本願商標は、『極泡』の文字を表してなるところ、その構成中の『極』の文字は『最も、きわめて』(広辞苑)等を意味する語であることから、本願商標全体からは『きわめて泡の多い商品』程の意味合いを理解させるから、これを本願指定商品中『麦および麦芽を使用しないビール風味のアルコール飲料』に使用した場合、本願商標に接する取引者・需要者は、単に上記意味を認識するに止まるものであるから、商品の品質を表示するにすぎないものと認められる。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当し、前記商品以外の商品に使用するときは、商品の品質の誤認を生じさせるおそれがあるので、同法第4条第1項第16号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

本願商標は、前記のとおり、「極泡」の漢字よりなるところ、構成文字中の「極」の文字が、「極上の略。最良。」を意味し、「泡」の文字が、「液体が空気を含んで、まるくふくれたもの。気泡。」(いずれも、「広辞苑第6版」 株式会社岩波書店発行)の意味を有する語であるとしても、これらの文字を組み合わせた構成文字全体よりは、直ちに原審説示の如き「きわめて泡の多い商品」程の意味合いを理解させるものとはいい難く、また、本願の指定商品について、その品質等を具体的に表示したものとはいえないから、むしろ、構成全体をもって特定の意味合いを看取させない一種の造語を表したものと認識、把握されるとみるのが相当である。

また、当審において調査するも、「極泡」の文字が、本願指定商品を取り扱う業界において、商品の品質等を表示するものとして、取引上普通に使用されている事実も見出せない。

そうとすれば、本願商標を、その指定商品に使用しても、自他商品の識別標識としての機能を十分に果たし得るものであり、また、その指定商品中のいずれの商品について使用しても、商品の品質について誤認を生じさせるおそれもないといわなければならない。

したがって、本願商標が商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に該当するとした原査定は、妥当ではなく、取消しを免れない。

その他、政令で定める期間内に、本願を拒絶すべき理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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