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結論

敗訴(請求棄却)

商標「黒丸」商標の識別力と商品類否(第4条第1項第15号|審判平成11年異議第91600号)

審判番号
平成11年異議第91600号
審判種別
異議

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標「黒丸」引用商標「胃腸薬」
争点(論点)
「黒丸」商標の識別力と商品類否
適用条文
第4条第1項第15号
指定商品・役務の区分
第30類
最終結論
登録維持(敗訴(請求棄却))

この審決(審判平成11年異議第91600号・異議)は、本件商標「黒丸」と引用商標「胃腸薬」について、商標法第4条第1項第15号への該当性が争われた事例です。主な争点は「「黒丸」商標の識別力と商品類否」です。指定商品・役務は第30類に属します。特許庁は「登録第4305170号商標の登録を維持する」と判断しました(登録維持)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

登録第4305170号商標の登録を維持する。

理由テキスト

1 本件商標

本件登録第4305170号商標(以下、「本件商標」という。)は、平成9年11月7日に登録出願され、「黒丸」の文字を書してなり、第30類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、同11年8月13日に設定登録されたものである。

2 登録異議の申立の理由

平成2年3月28日に登録出願され、「黒丸」の文字を書してなり、第1類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、同4年8月31日に設定登録されている登録第2444695号商標(以下、「引用商標」という。)は、申立人の業務に係る商品「胃腸薬」を表示するものとして取引者・需要者の間に広く認識されている商標であり、近年、栄養補助食品をはじめ、製薬会社と食品会社の業務範囲は近接してきているものであるから、本件商標をその指定商品に使用するときは、申立人の業務に係る商品であるかの如くその出所について混同を生ずるおそれがある。

したがって、本件商標は、商標法第4条第1項第15号に該当し、その登録は取り消されるべきである。

3 当審の判断

よって判断するに、引用商標が本件商標の登録出願時に、申立人の業務に係る商品「胃腸薬」の商標として取引者・需要者の間に広く認識されていたものであっても、本件商標の補正後の指定商品と申立人の業務に係る「胃腸薬」とは、その生産部門、販売部門、用途等を著しく異にするものである。 また、本件商標を構成する「黒丸」の語は、被請求人が創作した造語ではなく既成語(「黒色の円、語の間などに用いる記号の一つ(なかぐろ)を指称」)として、日常普通に使用されている語でもある。

そうとすれば、本件商標は、これを指定商品に使用した場合、その商品が申立人又は申立人と関係のある者の業務に係るものであるかの如く、その商品の出所について混同を生じさせるおそはないものといえる。

したがって、本件商標は、商標法第4条第1項第15号に違反して登録されたものではない。

よって、結論のとおり決定する。

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