Trademark Appeal Case
称呼の類似性: 音の近似
本データベースは、特許庁の審決例をAIで解析・要約したものです。拒絶理由通知に対する意見書作成や、審判請求書等の作成時の参考としてお役立てください。
基本情報
| 審判番号 | 平成9年審判第17345号 |
|---|---|
| 審判種別 | 不服 |
| 結論 | 敗訴(請求棄却) |
理由テキスト
1 本願商標
本願商標は、別紙に表示したとおり「APROTON」の欧文字を横書きしてなり、第5類「薬剤,包帯,ばんそうこう,衛生マスク,ガーゼ」を指定商品として、平成7年6月16日に登録出願されたものである。
2 原査定の引用商標
原査定において本願商標の拒絶の理由に引用した登録第540681号商標(以下、単に「引用商標」という。)は、別紙に表示したとおり「アクロトン」の片仮名文字を横書きしてなり、第1類「化学品、薬剤及び医療補助品」を指定商品として、昭和32年3月9日に登録出願、同34年8月21日設定登録され、その後同54年8月29日及び平成1年10月23日の2回にわたり、商標権存続期間の更新登録がなされ、現に有効に存続しているものである。
3 当審の判断
本願商標は、別紙に表示したとおり「APROTON」の欧文字よりなるものであり、これより「アプロトン」の称呼を生ずるものである。
一方引用商標は、別紙に表示したとおり「アクロトン」の片仮名文字よりなるものであるから、これよりは「アクロトン」の称呼を生ずるものである。
そこで、本願商標から生ずる「アプロトン」の称呼と、引用商標から生ずる「アクロトン」の称呼を比較するに、両称呼は共に5音からなり、称呼における識別上重要な要素を占める語頭音を含めて「ア」及び「ロトン」を共通にし、異なるところは第2音において「プ」と「ク」の音の差異を有するのみである。
そして、該差異音である「プ」と「ク」の音は、母音「u」を共通にし、その音質が近似するものであるから、それぞれを一連に称呼するときは、全体の音調・音感が似たものとなり、かれこれ聞き誤るおそれがあるものといわなければならない。
そうだとすれば、本願商標と引用商標は、外観において相違し、観念上紛れるおそれがない点を考慮してもなお称呼において相紛らわしい類似する商標であり、かつ指定商品も同一又は類似するものであるから、本願商標は商標法第4条第1項第11号に該当するものであって、原査定を取り消すべき理由はない。
よって、結論のとおり審決する。
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