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結論

勝訴(請求認容)

第4条第1項第11号「称呼の類似性判断」の商標審決・判断理由(審判番号:平成9年審判第16880号|拒絶査定取消・登録)

審判番号
平成9年審判第16880号
審判種別
不服

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)
争点(論点)
称呼の類似性判断
適用条文
第4条第1項第11号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判平成9年審判第16880号・不服)は、本件商標について、商標法第4条第1項第11号への該当性が争われた事例です。主な争点は「称呼の類似性判断」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。類似する商標を出願する際は、本件の判断枠組みを踏まえて称呼・外観・観念や指定商品の重なりを事前に確認することが重要です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本出願に係る商標(以下、「本願商標」という。)は、「Cotton In Field」の欧文字を表してなり、平成8年1月25日登録出願、「綿織物製の被服、綿織物製のベルト、綿織物製の靴」を指定商品とするものである。

2 引用商標

原査定が本願商標を商標法第4条第1項第11号に該当するものとして、その拒絶の理由に引用した登録第2715673号商標は、昭和61年2月22日登録出願、「COTTONFIELD」の欧文字を表してなり、「被服、その他本類に属する商品」を指定商品として、平成8年8月30日に設定の登録がされたものである。

3 当審の判断

本願商標(「Cotton In Field」)は前記構成よりなるところ、構成中前半の「Cotton」及び同後半の「In Field」の各文字部分は、それぞれ「木綿、綿布、綿糸」、「農家の周囲の畑」の意味合いの英語として、比較的容易に理解されるといえるものである。そして、構成中の「Cotton」の文字部分は当該商品の原材料、品質を表示したものと容易に認識し理解されるものといえるから、本願商標は、構成文字の全体に相応して生ずる「コットンインフィールド」又は後半の「In Field」の文字に相応する「インフィールド」の称呼をもって取引に資されるものとみるのが相当である。

他方、引用商標は、全体として「綿畑」なる意味合いの語として容易に理解され、以て、その構成文字に相応する「コットンフィールド」の称呼をもって取引に資されるものとみるのが相当である。

そこで、両者の全体の称呼を比較するに、両称呼は、中間部分において「イン」の音の有無に差異を有するため、前者の場合は、全体として抑揚を伴って流暢な語調として聴取されるのに対し、後者の場合は、比較的短く簡潔な語調として聴取されるものといえるから、この語感・印象において、両者は必ずしも紛れ得るものとはいい難く、かつ、前記した両商標の意味上(観念)の相違並びにその外観も考慮の入れて全体的に比較考量すれば、両者は互いに区別し得る非類似の商標と判断するのが相当である。

このほか、本願商標と引用商標とを称呼において紛れ得るとすべき点はなく、ほかに両者を類似のものとすべき事由は見出せない。

そうすると、本願商標と引用商標とを類似のものとすることはできないから、これを理由に本願を商標法第4条第1項第11号に該当するものとして拒絶することはできない。

その他、本願について拒絶をすべき理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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