結論テキスト
本願商標は、登録すべきものとする。
Trademark Appeal Case
本データベースは、特許庁の審決例をAIで解析・要約したものです。拒絶理由通知に対する意見書作成や、審判請求書等の作成時の参考としてお役立てください。
| 審判番号 | 不服2008−25773(T2008−25773/J1) |
|---|---|
| 審判種別 | 不服 |
| 結論 | 勝訴(請求認容) |
本願商標は、「ツインドリル工法」の文字を横書きしてなり、第7類「金属加工機械器具、土木機械器具」及び第37類「建設工事、建築工事に関する助言」を指定商品及び指定役務として、平成19年2月7日に登録出願されたものである。
原査定において、「本願商標は、『ツインドリル工法』の文字を横書きしてなるところ、指定商品(指定役務)との関係において、該文字よりは、第7類『建設工法に使用する二つのドリルを備えた金属加工機械器具・土木機械器具』及び第37類『建設工法に使用する二つのドリルを備えた土木機械器具による建設工事・建築工事に関する助言』程度の意味合いを理解、認識させるものであるから、これを本願指定商品(指定役務)中、『前記に照応する商品(役務)』に使用するときは、単に商品(役務)の品質(質)を表示するにすぎないものと認める。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当し、前記商品(役務)以外の商品(役務)に使用するときは、商品(役務)の品質(質)の誤認を生じさせるおそれがあるので、同法第4条第1項第16号に該当する。」旨認定、判断をして、本願を拒絶したものである。
本願商標は、前記1のとおり、「ツインドリル工法」の文字を横書きしてなるところ、該文字は、同じ書体、同じ大きさ、等間隔をもって外観上一体的に表されており、これより生ずる「ツインドリルコウホウ」の称呼も無理なく一連に称呼し得るものである。そして、その構成中の「ツインドリル」の文字から「二つのドリル」の意味を想起させることがあるとしても、本願商標の構成全体からは、取引者、需要者が、原審説示の如き意味合いを直ちに認識、理解するものとはいい難く、また、これが特定の意味合いをもって親しまれ、あるいは、特定の商品の品質(内容)又は役務の質を具体的に表示するものとして、一般に理解されているとは、認め難いところである。
また、当審において職権をもって、本願商標の指定商品及び指定役務を取り扱う業界において「ツインドリル工法」の文字について調査したところ、いずれも請求人(出願人)及び請求人(出願人)が中心となっているツインドリル工法協会の会員らの使用が認められるものであって、それ以外に、該文字が取引上普通に使用されていると認めるに足りる証左を発見することはできなかった。
そうすると、本願商標は、その構成全体をもって一種の造語として認識し、把握されるとみるのが相当であって、これをその指定商品及び指定役務に使用しても、自他商品及び自他役務の識別標識としての機能を十分に果たし得るものであり、かつ、商品の品質及び役務の質について誤認を生じさせるおそれもないものである。
したがって、本願商標を商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に該当するとした原査定の拒絶の理由は、妥当なものでなく、原査定は、取り消しを免れない。
その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
Next Action
類似審決の追加調査から中間応答、新規出願の費用確認まで、この審決を起点に次のアクションへ進めます。
商標の登録可能性を無料で確認するか、費用の目安を料金表・シミュレーターで把握できます。