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Trademark Appeal Case

「ライトスキンケア」の識別力

本データベースは、特許庁の審決例をAIで解析・要約したものです。拒絶理由通知に対する意見書作成や、審判請求書等の作成時の参考としてお役立てください。

基本情報

審判番号異議2008−900192(T2008−900192/J7)
審判種別異議
結論敗訴(請求棄却)

結論テキスト

登録第5109143号商標の指定商品中「化粧品,せっけん類」についての商標登録を取り消す。
本件登録異議の申立てに係るその余の指定商品についての商標登録を維持する。

理由テキスト

第1 本件商標

本件登録第5109143号商標(以下「本件商標」という。)は、「ライトスキンケア」の片仮名文字と「LIGHT SKIN CARE」の欧文字を上下二段に横書きしてなり、平成19年6月22日に登録出願され、第3類「せっけん類,歯磨き,化粧品,香料類,洗濯用柔軟剤,洗濯用漂白剤」を指定商品として、同年12月7日に登録査定となり、同20年2月1日に設定登録されたものである。

第2 登録異議の申立ての理由(要旨)

登録異議申立人(以下、「申立人」という。)は、登録異議の申立ての理由を要旨次のように主張し、証拠方法として甲第1号証ないし同第5号証を提出した。

1 商標法第3条第1項第3号について

本件商標と本件指定商品との関連を鑑みるに、「ライト(LIGHT)」の語は、化粧品、乳液等の本件指定商品において、「さらっとライトなオイル状クレンジング」、「ライトでさらさらのローションのようなテクスチャー」等の例にみられるように「(さらっとした)ライトな使用感の商品」、すなわち「軽い使用感の商品」を表す語として、普通に使用され、認識されているものである。

また、「スキン(SKIN)」及び「ケア(CARE)」の語からなる「スキンケア(SKINCARE)」の語は、第3類においては、「肌の手入れ用商品」を表す語として、普通に使用され、認識されているものである。

したがって、「ライト(LIGHT)」、及び「スキンケア(SKINCARE)」の語からなる本件商標「ライトスキンケア(LIGHT SKINCARE)」は、これを本件指定商品に使用するときは、「軽い使用感の肌の手入れ用商品」を直感させ、単に商品の品質、用途を表す標章にすぎないものであることから、商標法第3条第1項第3号の規定に該当する。

2 商標法第4条第1項第16号について

本件商標「ライトスキンケア(LIGHT SKINCARE)」を、「軽い使用感の肌の手入れ用商品」以外の本件指定商品に使用するときは、あたかもその商品が「軽い使用感の肌の手入れ用商品」であるかの如く直感させ、その商品の品質について誤認を生ずるおそれのあることは明白であり、商標法第4条第1項第16号の規定に該当する。

3 むすび

上記1及び2の理由により、本件商標は、登録要件を具備しないものとして、その登録は取り消されるべきである。

第3 取消理由の要旨

登録異議の申立てがあった結果、商標権者に対し、期間を指定して意見を述べる機会を与えて通知した本件商標の取消理由の要旨は、次のとおりである。

1 本件商標の構成は、上記第1のとおりなるところ、これを構成する「ライト」「LIGHT」及び「スキンケア」「SKIN CARE」の語の使用実態及び、指定商品との関係において各種商品に使用され、あるいは、これらを付された商品の品質を表すものとして使用されている実態が認められる。

(1) 本件、申立人の提出に係る甲各号証を徴するに、以下の事実が認められる。

ア 「ライト(light)」及び「スキンケア(skincare)」の文字が、商品「化粧品,せっけん類」に使用されている事実

(ア) 甲第1号証の1頁目には、インターネットの情報で「口コミ ぴぃとりっぷ−クレイマジックのご紹介−」の見出しの下に、商品の写真と共に「Skin Care Light Cream」「スキンケアライトクリーム」の記載がある。

(イ) 甲第1号証の5頁目には、インターネット情報で「スキンケア:肌研(ハダラボ)極潤ヒアルロン液ライトタイプ:(以下略)」の見出しの下に、商品の写真と共に「商品名」として「肌研(ハダラボ) 極潤ヒアルロン液ライトタイプ[保湿化粧水]」との記載がある。(商品の拡大写真は、甲第4号証として示されており、「ライトタイプ」(甲第4号証1頁目)の記載があり、2頁目には「べたつかないのにしっとりうるおう・・・」との使用感を示す記載、3頁目には、「・・・さっぱり使えて、・・・」「○べたつかず、さっぱり使えるライトな使用感」の記載がある。

(ウ) 甲第3号証の2頁目は、「FANCL」発行の商品紹介誌「ESPOIR」の2008年5月号の62頁のコピーであるところ、「ふっくらやわらか肌を、すぐに実感。いつまでも実感 無添加スキンケア」の見出しの下に、右上に「ふっくらやわらか肌を実感 無添加 スキンケア」の文字、左側には「さっぱり」と大きく書かれた下に、「さらりとした使用感でみずみずしい肌へ 化粧液 さっぱり」と説明された商品写真中に「light」の記載がある。また、「さらりとしたうるおいでべたつかず肌を包む 乳液 さっぱり」と説明された商品写真中に「light」の記載がある。

イ 「ライト」の文字が、商品「化粧品,せっけん類」に使用されている事実

(ア) 甲第1号証の8頁目には、インターネットの情報で「エスクラス メイクリーブオフ オイルの商品情報」の見出しの下に、「商品情報」のタグの下に、商品写真と共に、「商品説明」として、「さらっとライトなオイル状クレンジング。」の記載がある。

(イ) 甲第1号証の9頁目には、「RMK クレンジングオイル Nの商品情報」の見出しの下に、「商品情報」のタグの下、商品写真と共に、「商品説明」として、「・・・、ライトでさらさらのローションのようなテクスチャー。・・・」の記載がある。

(ウ) 甲第1号証の10頁目には、インターネット情報で「シュウ ウエムラ ハイパフォーマンス バランシング クレンジング オイルの商品情報」の見出しの下に、「商品情報」のタグの下に、商品写真と共に、「商品説明」として、「・・・。ほかライト感とリッチ感のあるオイルを6:4のバランスで配合し肌のコンディションを整えてしっとりと洗い上げます。・・・」の記載がある。

(エ) 甲第2号証の2頁目は、「FANCL」発行の商品紹介誌「ESPOIR」の2005年9月号の12頁のコピーであるところ、「どんな肌質も理想の洗い上がりに」の見出しの下に、商品写真左脇に「サラッとした洗い上がりをお好みの方に」の記載の下に、「洗顔パウダーライト」の記載がある。

ウ 「スキンケア(skincare)」の文字が、商品「化粧品,せっけん類」に使用されている事実

(ア) 甲第5号証の2頁目は、インターネット情報で「Yahoo!Japan 辞書」において、「care」の語を検索した結果であり、当該ページの出典である「プログレッシブ英和中辞典」には、「4」の項目として「手入れ,維持管理」の記載があり、実例として「skin care 肌の手入れ」の記載がある。

(イ) 甲第5号証の6頁目には、インターネット情報で「スキンケア商品 製薬会社のスキンケアブランド「ナチュラルサイクル」(以下省略)」の見出しの下に、「スキンケア化粧品・・・中略・・・製薬会社のスキンケア商品」の記載がある。

(2)職権により調査したところ、以下の事実が認められる。

ア 「ライト」及び「スキンケア」の文字が、商品「化粧品,せっけん類」に使用されている事実

(ア) 「【快適生活学】スキンケア(2)お肌の曲がり角はお手入れ次第」の見出しの下に、「・・・また、最近のクリームはライト感覚になっていますが、中高年の方たちで、塗った気がしないと多くつけ、吹きでものの原因になっていることもあるようです。」の記載がある。(1992年9月14日 産経新聞 東京朝刊 17頁 生活面)

(イ) 「J&J、新ベビーローションを発売」の見出しの下に、「・・・。9月に新発売したジョンソンベビーローションライトとあわせ、多様なスキンケアニーズに応える。」の記載がある。(1992年11月16日 化学工業日報 11頁)

(ウ) 「<特集>香りとアメニティ<<フレグランスと芳香剤>>」の見出しの下に、「・・・、日常から香水をつけるという習慣をもつ人は少ない。そこでどちらかといえば、香水のようにヘビーな香りではなく、素朴な石けんの香りやライト感覚の商品が好まれている。・・・(中略)・・・『スキンケア効果のあるもの』を求める傾向にある。」の記載及び「ライトフレグランス市場で、特に女性の人気を集めているのが、バラの香り。・・・中略・・・、ソープからヘアケア用品、ローションまで揃っている。」の記載がある。(1995年2月6日 Pharmaweek 8頁(株式会社じほう 発行))

(エ) 「<新製品>【スキンケア】」の見出しの下に、「・・・。『洗顔フォーム』はライトメーク・ノーメークの人向きで、洗浄成分に安全性の高いATM(アシルメチルタウリン)を採用、・・・」の記載がある。(1995年7月24日 Pharmaweek 13頁(株式会社じほう 発行))

(オ) 「<新製品>【スキンケア】」の見出しの下に、「・・・、皮膚の親和性に優れているので皮溝のすみずみまで浸透し、肌を整える。無香料、無着色でさっぱりとしたライト感覚なので、朝も夜も基礎ケアが可能。」の記載がある。(1996年8月19日 Pharmaweek 13頁(株式会社じほう 発行))

(カ) 「新製品 敏感肌向けスキンケア用品 ジョンソンエンドジョンソン」の見出しの下に、「ジョンソンエンドジョンソンは、赤ちゃんのスキンケア用乳液『ベビーローションミルキーライト』を発売した。・・・(中略)・・・同時に、肌にさらりとなじむ『ベビーオイルライト』(125ミリリットル入り、850円)と、低刺激性の化粧水・・・」の記載がある。(1997年6月8日 中日新聞 朝刊 23頁 生活経済面)

(キ) 「美白化粧品、手入れ簡単、過かくて泥、高校生も愛用−(後略)」の見出しの下に、「女性がきれいな肌を保つために欠かせないスキンケア化粧品。・・・美肌関連商品の売れ行きが良い。気軽に使えて、価格も手ごろな『ライト美白』と呼ばれる製品がけん引役だ。・・・」の記載がある。(1999年7月3日 日本経済新聞 朝刊29頁)

(ク) 「<新製品>【スキンケア】」の見出しの下に、「敏感な肌にも安心なベビーローション ベビーローションライト」の記載及び「和光堂は、敏感肌の乳幼児向けスキンケアシリーズ『アットンピーランド』に『ベビーローション ライト』を発売した。さらさらとした使用感の弱酸性ベビーローション。・・・(中略)・・・日焼けした肌への水分補給や、お母さんの毎日のスキンケアとしてもおすすめ。」の記載がある。(2002年4月8日 Pharmaweek 13頁(株式会社じほう 発行))

(ケ) インターネット情報によれば、「スキンケアシリーズ『suisai』/カネボウ化粧品」の見出しの下に、「うるおいのカギを握る肌の水分に着目したスキンケア・・・」及び商品写真と共に、その説明の下に、商品説明として「※ほかにライトタイプも」の記載がある。

(http://www.citywave.com/suisai/)

イ 「ライト」の文字が、商品「化粧品,せっけん類」に使用されている事実

(ア) 「[商品バスケット]基礎化粧品 肌の活性化、代謝促進PR」の見出しの下に、「花王ソフィーナの基礎化粧品ラインナップにこの秋、エッセンスローション、同ライト、エモリエルクリームなど7品目が加わった。」の記載がある。(1988年11月24日 家庭経済 8頁 (読売新聞社 発行))

(イ) 「持田ヘルスケア、新アイテムを順次投入、敏感肌向け基礎化粧品」も見出しの下に、「四月一日に発売するのは、日焼け止めのUVプロテクトクリームS、洗顔と兼用できるクレンジングジェルS、モイスチャーローションの化粧水ライトS。」の記載がある(2004年3月25日 化学工業日報 10頁))

(ウ) 「【お役に立ちます】さっぱり使用感の美容液」の見出しの下に、「・・・イソフラボンと天然コラーゲンを加えた美容液の新製品として、さっぱりした使用感の『ライトタイプ』=写真=を2月2日に発売する。」の記載がある。(2005年1月24日 FujiSankei Business i. 21頁 企業 B産5)

(エ) 「カネボウ化粧品、「YUSUI」ブランドから春夏用新商品を発売」の見出しの下に、「・・・、今回、人気の『しめる』クリームに『ライトタイプ』をラインアップし、二タイプから選べるようにした。」の記載がある。(2005年2月9日 化学工業日報4頁)

(オ) 「夏の肌に皮脂対策 外はさらさら、中はしっとり」の見出しの下に、「カネボウ化粧品は四月、『スイサイ』ブランドの化粧水、『アクアサイクルローション(ライト)』と乳液『アクアサイクルミルク(ライト)』を発売した。肌の角質層の保湿に効果のあるイオンやアミノ酸、ビタミンなどを配合。表面はべたつかず、肌の内部に潤いを与える。」の記載がある。(2005年7月14日 産経新聞 東京朝刊 17頁 生活面))

(カ) 「東京化成、TCIヒアルロン酸配合の美容液・化粧水発売」の見出しの下に、モイスト(乾燥肌・秋冬用)、ノーマル(普通肌・春秋用)、ライト(脂性肌・夏用)の3種類があり、肌質や季節に合わせて使い分けできる。」の記載がある。(2009年1月6日 化学工業日報 9頁)

(キ) インターネット情報によれば、「レラ ヘアソープ105 300ml(シャンプー)」の見出しの下に、商品者写真とともに、商品の説明として「【レラ81 ヘアソープ】ライトタイプ 弱酸性 パーマやヘアダイ・ブリーチなどで傷んだり乾燥した毛髪をやさしく保護するために、特にアミノ酸系界面活性剤やアミノ酸系保湿剤で調整されたシャンプーです。の記載がある。

(http://www.rella-parga.co.jp/product_r02.html)

ウ 「スキンケア」の文字が、商品「化粧品,せっけん類」に使用されている事実

(ア) 「コーセー、米で販売チャネル拡大−年内に70店、専門チェーンと提携。」の見出しの下に、「・・・。国内化粧品大手は米国で美白用などスキンケア商品の販売を強化している。・・・」の記載がある。(2005年4月12日 日経産業新聞 19頁)

(イ) 「夏の肌に皮脂対策 外はさらさら、中はしっとり」の見出しの下に、「・・・肌のトラブルを防ぎ、表面はさらさら、内部はしっとりした肌を保つスキンケア用品を化粧品メーカー各社が発売している。」の記載がある。(2005年7月14日 産経新聞 東京朝刊 17頁)

(ウ) 「ロート製薬、スキンケア製品で新ブランド、化粧水など発売」の見出しの下に、「・・・スキンケア製品の新ブランド『役草堂』を立ち上げると発表した。・・・(中略)・・・化粧品三製品、美容液、保湿クリームそれぞれ一製品を発売、・・・」の記載がある。(2006年7月25日 化学工業日報 6頁)

(エ) 「小林製薬、化粧品事業に本格参入、10月に新ブランド」の見出しの下に、「・・・化粧品事業に本格参入すると発表した。・・・(中略)・・・高機能スキンケア化粧品ブランド・・・」の記載がある。(2006年8月25日 FujiSankei Business i 8頁 B1)

(オ) 「ファインケミカル 国内出荷1・5兆円台を回復・化粧品(企画記事)」の見出しの下に、「化粧人の中でももっとも市場が大きいスキンケア化粧品は、市場が成熟していることに加え、・・・(中略)・・・また、男性化粧品も若年層を中心に男性のスキンケア意識が年々高まっていることを反映して伸びている。・・・」の記載がある。(2008年3月21日 化学工業日報 6頁)」

(カ) 「カネボウ化粧品、30−40代向け化粧品を刷新。」の見出しの下に、「スキンケア商品は九品目十二品種。」の記載がある。(2008年6月19日付け 日経産業新聞 20頁)

(キ) 「赤ちゃんに使えるスキンケア、太陽油脂(新製品)」の見出しの下に、「赤ちゃんに安心して使えるスキンケア用品・・・。せっけんベースのスキンケアシリーズの乳幼児向け。全身シャンプー、固形せっけん、紫外線対策クリーム、ボディークリームなど全6品。」の記載がある。(2008年8月11日 日経MJ(流通新聞) 13頁)

(ク) 「【乙女心データバンクII】旅行中も必ず肌ケアを」の見出しの下に、「旅行だからこそ、お肌や体はベストな状態に保ちたいのが女心。旅行用スキンケアをそろえるのも、旅の準備の楽しみの一つかもしれません。」の記載がある。(2008年8月31日 FujiSankei Business i. 9頁 ワールド B特G)

(ケ) 「コーセー、水分保持力優れる新油剤、リップケアに応用へ」の見出しの下に、「・・・今後、口紅をはじめとしたリップケア製品やスキンケアなどの化粧品に新規油剤を応用していく方針だ。」の記載がある。(2008年12月4日 化学工業日報 10頁)

(コ) 「カネボウ化粧品、『インプレス アイシー』から薬用美白クリーム発売」の見出しの下に、「・・・ホワイトシリーズ共通の保湿成分配合によりスキンケア効果も得られる。」の記載がある。(2009年1月23日 化学工業日報 9頁)

(サ) インターネット情報によれば、「素肌にやさしい低刺激天然ゲル(ジェル)のスキンケア化粧品」の見出しの下に、「・・・ナチュラルゲルのスキンケア・基礎化粧品 全商品アレルギー検査を実施済み・・・(中略)・・・素肌に水分をあたえて、しかも逃がさない天然保湿成分ジェルのスキンケア化粧品です。・・・」の記載がある。

(http://www.naturalweb.co.jp/shopping/skincare/lscaregel.htm)

(シ) インターネット情報によれば、「スキンケア『美肌・美白』化粧品の通販」の見出しの下に、「【スキンケア『美肌・美白』化粧品】の通販と販売の取扱店です。】」及び「・・・。今話題の好きケア『美肌・美白』化粧品は豊富に取り揃えております。・・・」の記載がある。

(http://www.all365.jp/skincare/index.html)

(ス) インターネット情報によれば、「DHC薬用アクネコントロール ミルク−ミルク・ジェル−スキンケア化粧品でエイジレスな美肌に−DHC−」の見出しの下に、「スキンケア化粧品でエイジレスな美肌−しみ・しわ・毛穴・ニキビに」の記載がある。

(http://top.dhc.co.jp/itemlist/d_3896.html)

(セ) インターネットにおいて、「手作りコスメ 自分に合う化粧品やスキンケア方法は?」の見出しの下に、「自分に合うコスメやスキンケア用品は??」及び「・・・自分の肌にあったスキンケア品・・・」の記載がある。

(http://www.aromacosme.com/html/newpage.html?code=9)

2 上記1よりすれば、化粧品等の業界において、「スキンケア」又は「SKIN CARE」の文字が、「肌の手入れ用の商品(例えば、「スキンケア用化粧品」)」の品質を表す語として、「ライト」又は「light」の文字が、「さっぱりとした使用感」や「べたつかない感触」等を表し、「ライト タイプ」「〇〇 ライト」というように、商品の品質を表す語として取引上一般に使用されている事実が認められる。

本件商標は、「ライトスキンケア」の片仮名と「LIGHT SKIN CARE」の欧文字とを上下二段に普通に用いられる方法で表示してなるところ、全体として、「使用感がさっぱりした(べとつかない感触)肌の手入れ用(スキンケア用)のもの」等の意味合いを認識させるものであるから、これを指定商品中、「肌の手入れ用の商品(例えば、スキンケア用化粧品)」に使用するときは、単に、商品の使用感がさっぱりとした(べとつかない)感触の商品であること、すなわち、商品の品質を表示したものと認識されるにすぎず、自他商品の識別機能を果たし得ないものというべきである。

また、本件商標を、指定商品中、上記に照応する商品以外の「化粧品,せっけん類」に使用するときには、商品の品質について誤認を生ずるおそれがあるというべきである。

したがって、本件商標は、商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に該当し、その登録を取り消すべきである。

第4 商標権者の意見

上述した取消理由の通知に対し、商標権者は何らの応答もしていない。

第5 当審の判断

本件商標は、上記第3で述べたとおりの取消理由があるものと認められるので、本件商標の指定商品中「化粧品,せっけん類」についての登録は、商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に違反して登録されたものであるから、同法第43条の3第2項の規定により取り消すべきものである。

また、本件登録異議の申立てに係るその余の指定商品については、本件商標がその品質を表示するものとして一般的に使用されているという事実は見出せないものであり、かつ、商品の品質の誤認を生じさせるおそれもないものである。

したがって、本件登録異議の申立てに係る指定商品中の「化粧品,せっけん類」以外の指定商品については、商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に違反して登録されたものではなく、取り消すべき理由がないものであるから、同法第43条の3第4項の規定により登録を維持する。

よって、結論のとおり決定する。

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