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結論

敗訴(請求棄却)

第4条第1項第11号「要部「花」の称呼観念類似」の商標審決・判断理由(審判番号:平成11年審判第2822号|請求不成立)

審判番号
平成11年審判第2822号
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)引用商標「花紅茶」
争点(論点)
要部「花」の称呼観念類似
適用条文
第4条第1項第11号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
請求不成立(敗訴(請求棄却))

この審決(審判平成11年審判第2822号・不服)は、本件商標と引用商標「花紅茶」について、商標法第4条第1項第11号への該当性が争われた事例です。主な争点は「要部「花」の称呼観念類似」です。特許庁は「本件審判の請求は、成り立たない」と判断しました(請求不成立)。類似する商標を出願する際は、本件の判断枠組みを踏まえて称呼・外観・観念や指定商品の重なりを事前に確認することが重要です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

本件審判の請求は、成り立たない。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「はなてんちゃ」と「花甜茶」の文字を二段併記してなり、第30類「茶」を指定商品として、平成7年2月2日登録出願され、その後、平成10年7月21日付け手続補正書により指定商品を「甜茶」と減縮補正したものである。

2 原査定の引用商標

本願商標は、商標法第4条第1項第11号に該当するとして引用した登録第4005029号商標(以下、「引用商標」という。)は、「花紅茶」の文字を横書きしてなり、第4類「紅茶」を指定商品として 平成1年12月15日登録出願、平成9年5月30日に設定されたものである。

3 当審の判断

本願商標と引用商標との類否について判断するに、本願商標は、「はなてんちゃ」と「花甜茶」の文字を二段併記してなるところ、全体として、特定の意味を持つとは認められないものであり、その構成中、「てんちゃ」及び「甜茶」の文字部分は、指定商品を表す文字であって、中国で飲まれる茶の一種であり、最近わが国でも健康茶として知られているものである(杉 靖三郎監修「健康・栄養食品事典」株式会社東洋医学舎、1996年3月8日発行)。しかして、この文字は、指定商品との関係においては、「茶」の一種を表すものであって、自他商品の識別標識としての機能を果たし得ないから、本願商標の自他商品の識別標識としての機能を果たす文字は、「花」にあり、「はな」及び「花」の文字部分より生じる称呼をもって取引に資される場合も決して少なくなく、これより「ハナ」の称呼をも生じるし、植物の「花」を観念させるものである。

他方、引用商標は、「花紅茶」の文字を横書きしてなるところ、「紅茶」の文字部分は、指定商品との関係では、「茶」の一種を表すものであって、自他商品の識別標識としての機能を果たし得ないから、引用商標の自他商品の識別標識としての機能を果たす文字は、「花」にあり、「花」の文字部分より生じる称呼をもって取引に資される場合も決して少なくなく、これより「ハナ」の称呼をも生じるし、植物の「花」を観念させるものである。

してみれば、本願商標と引用商標は、「ハナ」の称呼、植物の「花」を観念させる類似の商標と判断するのが相当である。

なお、請求人は、過去の登録例や審決例を挙げて種々主張しているが、本件については、上記のように判断するを相当とする。

したがって、本願商標と引用商標とは、外観を考慮しても、称呼上、観念上において類似する商標であって、かつ、本願商標の指定商品には、引用商標の指定商品と同一又は類似の指定商品を含むものであるから、本願商標を商標法第4条第1項第11号に該当するとして拒絶した原査定は、妥当であって取り消す理由はない。

よって、結論のとおり審決する。

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