Trademark Appeal Case
フットサル普通名称の識別力
本データベースは、特許庁の審決例をAIで解析・要約したものです。拒絶理由通知に対する意見書作成や、審判請求書等の作成時の参考としてお役立てください。
基本情報
| 審判番号 | 平成10年審判第1868号 |
|---|---|
| 審判種別 | 不服 |
| 結論 | 敗訴(請求棄却) |
理由テキスト
1本願商標
本願商標は、「フットサル」の片仮名文字と「FUTSAL」の欧文字を上下二段に横書きしてなり、第41類「サッカーの教授,その他スポーツの教授,サッカーの興行の企画・運営又は開催,サッカー競技場の提供」を指定役務として平成6年1月31日に登録出願されたものである。
2原査定の拒絶理由
原査定は、「この商標登録出願に係る商標は、『室内で行われる5人制のサッカー競技』の競技名を表す『フットサル』及び『FUTSAL』文字を普通に用いられる方法で書してなるにすぎないものであるから、これを指定役務に使用しても、単に提供される役務の質(内容)を表示するものと認める。したがって、この商標登録出願に係る商標は、商標法第3条第1項第3号に該当し前記以外の役務に使用するときは役務の質の誤認を生ずるおそれがあるから、商標法第4条第1項第16号に該肖する。」として、本願を拒絶したものである。
3当審の判断
本願商標は、前記したとおり「フットサル」、「FUTSAL」の文字よりなるところ、該語は、「室内で行う5人制のサッカー」を指称する競技名として普通一般に使用されていることが認められる(例えば、「株式会社岩波書店 1998年発行 広辞苑」、「集英社 1999年発行 イミダス」、「自由国民社 1996年発行 現代用語の基礎知識」の「フットサル」の項参照)。
してみれば、本願商標に接する需要者は、前記した競技名を表示したものと容易に認識、理解するに止まるものというのが相当である。
そうとすれば、本願商標をその指定役務中「フットサル(室内で行う5人制のサッカー)に関する役務」に使用する場合は、該役務の質(内容)を表示するにすぎず、自他役務の識別標識としての機能を果たし得ないものであり、前記以外の役務に使用するときは役務の質の誤認を生ずるおそれがあるものといわざるを得ない。
したがって、本願商標を商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に該当するとして拒絶した原査定は、妥当であって取り消す理由はない。
よって、結論のとおり審決する。
Next Action
次の一手につながるサービス
類似審決の追加調査から中間応答、新規出願の費用確認まで、この審決を起点に次のアクションへ進めます。