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結論

勝訴(請求認容)

商標「LISH」の称呼類似と外観・観念の判断(第4条第1項第11号|審判不服2009−7551(T2009−7551/J1))

審判番号
不服2009−7551(T2009−7551/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標「LISH」
争点(論点)
称呼類似と外観・観念の判断
適用条文
第4条第1項第11号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2009−7551(T2009−7551/J1)・不服)は、本件商標「LISH」について、商標法第4条第1項第11号への該当性が争われた事例です。主な争点は「称呼類似と外観・観念の判断」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。類似する商標を出願する際は、本件の判断枠組みを踏まえて称呼・外観・観念や指定商品の重なりを事前に確認することが重要です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「リッシュ」の片仮名文字及び「RICHE」の欧文字を上下二段に書してなり、第35類に属する願書記載のとおりの役務を指定役務とし、平成19年3月22日に登録出願された商願2007−24660を原出願とする商標法第10条第1項の規定による商標登録出願として、同年11月1日に登録出願されたものである。そして、指定商品については、原審における平成20年9月20日付け及び当審における平成21年4月8日付け手続補正書により、最終的に第35類「インターネットによる商品の広告の代理,その他の広告,カタログ及びインターネットを用いた商品の販売に関する情報の提供,その他の商品の販売に関する情報の提供,インターネットによる商品の受注・発注業務の代行・媒介又は取次ぎ,インターネットを介しての商品の売買契約の媒介,輸出入に関する事務の代理又は代行」に補正されたものである。

2 引用商標

原査定において、本願の拒絶の理由に引用した登録第4731251号商標(以下「引用商標」という。)は、「LISH」の欧文字を標準文字により書してなり、平成15年5月6日に登録出願、第35類、第42類及び第44類に属する商標登録原簿記載のとおりの役務を指定役務として、同年12月5日に設定登録されたものである。

3 当審の判断

本願商標は、前記1のとおり、「リッシュ」及び「RICHE」の文字よりなるところ、該構成文字中上段の「リッシュ」の文字は、下段の「RICHE」の文字に比して小さく書されており、前記文字の読みを特定するものとみるのが自然であるから、これより「リッシュ」の称呼を生ずるものである。

また、「RICHE」の文字は、クラウン仏和辞典によれば、「金持の,裕福な」を意味する仏語である。

そうとすれば、本願商標は、その構成文字に相応して、「リッシュ」の称呼を生じ、「金持の,裕福な」の観念が生じるものと認められる。

これに対し、引用商標は、前記2のとおり、「LISH」の文字よりなるところ、該文字は、「English(イングリッシュ)」、「establish(エスタブリッシュ)」、「publish(パブリッシュ)」等の「lish」の文字部分の発音が、「リッシュ」と発音されていることよりすれば、引用商標は、英語読みに倣って「LISH」の文字より、「リッシュ」の自然な称呼を生ずるものというのが相当である。

そこで、本願商標と引用商標との類否について比較するに、両者は、共に「リッシュ」の称呼を同じくするとしても、先に述べたとおり、その構成態様、その構成文字数の相違及び構成文字が「I」と「H」の文字を除き全てが異なることを考慮すれば、その外観において明らかに区別できるものであって、観念においては、「金持の,裕福な」の観念を生ずる本願商標と、特定の観念を有しない引用商標とでは比較すべくもないから、観念上も相紛れるおそれはなく、外観、称呼及び観念が与える印象、記憶、連想等を総合して考察すれば、これをその指定役務に使用しても、誤認混同するおそれのない非類似の商標というべきである。

したがって、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとした原査定は妥当でなく、取消しを免れない。

その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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