Trademark Appeal Case
品質表示の識別力
本データベースは、特許庁の審決例をAIで解析・要約したものです。拒絶理由通知に対する意見書作成や、審判請求書等の作成時の参考としてお役立てください。
基本情報
| 審判番号 | 不服2007−35515(T2007−35515/J1) |
|---|---|
| 審判種別 | 不服 |
| 結論 | 敗訴(請求棄却) |
理由テキスト
1 本願商標
本願商標は、「ブラウニーワッフル」の文字を標準文字で表してなり、第30類及び第43類に属する願書記載のとおりの商品及び役務を指定商品及び指定役務とし、平成18年10月9日に登録出願、その後、指定商品及び指定役務については、原審における同19年8月30日付け手続補正書により、第30類「ワッフル」及び第43類「ワッフルの提供」に補正されたものである。
2 原査定の拒絶理由の要点
原査定は、「本願商標は、『ブラウニーワッフル』と標準文字で書してなるところ、その構成中『ブラウニー』の文字は、『木の実が入った四角いチョコレートケーキ』を意味する語であり、また、『ワッフル』の文字は洋菓子の一種として知られているものであるから、本願商標は、全体として『ブラウニー及びワッフル』若しくは『ブラウニー生地を使用したワッフル』程の意味合いを容易に理解させるものと認められるものであるから、本願商標をその指定商品及び指定役務に使用するときは、単に商品の品質・原材料若しくは役務の質(内容)を表示するにすぎないものと認める。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。
3 当審における証拠調べ通知
当審において、平成21年10月21日付証拠調べ通知書をもって通知した内容は、次のとおりである。
この審判事件に関し、本願商標が商標法第3条第1項第3号に該当するか否かについて、職権に基づく証拠調べをした結果、下記の事実を発見したので、同法第56条第1項で準用する特許法第150条第5項の規定に基づき通知する。
以下の事実からすれば、本願商標「ブウラウニ−ワッフル」は、平成19年8月30日付け手続補正書により補正された第30類「ワッフル」及び第43類「ワッフルの提供」との関係において、「ブラウニー及びワッフル」若しくは「ブラウニー生地を使用したワッフル」程の意味合いを容易に理解させるものであり、これを前記指定商品及び指定役務に使用しても、単に商品の品質・原材料若しくは役務の質(内容)を表示するにすぎないものと認める。
記
1.「ブラウニー」及び「ブラウニーズ」について
(1)「パン・洋菓子事典」(パン・洋菓子事典編集会発行 昭和55年9月10日 初版発行 624頁及び625頁)
「ブラウニーズ(英)Brownies」の項目に、「アメリカで発達した高級クッキー。一級品はココアやチョコレートを加えた黒色の香り高い、しっとりとした甘いケーキであるが、軟らかいものから歯ごたえのあるものなどいろいろある。ブラウニーズは良質のバターの風味があり、ミルク・チョコレートに似た味をもち、ケーキの表面に砂糖が浮いて、ミルク、ファッジの効果が出たものでなくてはいけない。有名なものにボストン・ブラウニーズ、ナット・ブラウニーズがある。」の記載がある。
(2)「imidas2007」(株式会社集英社発行 2007年1月1日発行 1280頁」
「ブラウニー[brownie]の項目に、「チョコレートとバター、小麦粉などを混ぜて焼き上げる菓子」の記載がある。
(3)「小学館ランダムハウス英和大辞典<特装版>」(株式会社小学館発行 2002年1月10日 第2版第5刷発行 355頁)
「brownie」の項目中に、「2《米》ブラウニー:木の実入りで歯ごたえのある小さいケーキ風チョコレートクッキー」の記載がある。
(4)「研究社新英和大辞典」(株式会社研究社発行 第6版 第1刷 2002年3月 326頁)
「brownie」の項目中に、「1 a《米》ブラウニー《(木の実のはいった小型で平たく四角い)チョコレートケーキ》」の記載がある。
(5)「グランドセンチュリー英和辞典」(株式会社三省堂発行 第2版 CD付き 2008年12月20日 第9刷発行 178頁)
「brownie」の項目中に、「2《米》ナッツ入りチョコレートケーキ[クッキー]」の記載がある。
2.「ワッフル」について
(6)「朝日現代用語知恵蔵2007」(朝日新聞社発行 2007年1月1日発行 1159頁」
「ワッフル[waffle]の項目に、「洋菓子の一つ。表面に凹凸がある小型のパンケーキ」の記載がある。
(7)「コンサイスカタカナ語辞典 第3版」(株式会社三省堂発行 2005年10月20日 第2刷発行 1242頁)
「ワッフル[waffle」」の項目に、「洋菓子の1。西洋式どら焼き。中にクリームやジャムを詰める。<明>★英語の[waffle]は型に生地を入れて薄くカリッと焼いたものをいう。」の記載がある。
(8)「大きな字のカタカナ新語辞典 第2版」(株式会社学習研究社発行 2009年1月19日 第2版発行 552頁)
「ワッフル[waffle」」の項目に、「小麦粉・牛乳・卵などを混ぜて格子縞の焼き型で焼いた菓子。どら焼き風のものやウエハース風のものがある。」の記載がある。
(9)「グランドセンチュリー英和辞典」(株式会社三省堂発行 第2版 CD付き 2008年12月20日 第9刷発行 1643頁)
「waffle」の項目中に、「ワッフル《牛乳、卵、小麦粉などを、混ぜ合わせてパリパリに焼いた菓子》 日本でいう「ワッフル」(ジャムなどをつめた柔らかい菓子)とは違う。」の記載がある。
(10)「小学館ランダムハウス英和大辞典<特装版>」(株式会社小学館発行 2002年1月10日 第2版第5刷発行 3049頁)
「waffle」の項目に、「《主に米・カナダ》ワッフル:ケーキ種をワッフル焼き型(waffle iron)に流して焼いた、両側に焼き網のような模様のあるパンケーキの一種」の記載がある。
3.「○○ワッフル」の使用例について
(11)「クロア社」のウェブサイトにおける「RECIPE レシピ一覧」の項目の下、「抹茶ワッフル」の記載及び「作り方」の欄に「1.強力粉と抹茶は合わせてふるう。 2.ボウルにバターとショートニングを入れ、泡立て器で混ぜて柔らかいクリーム状にする。3.溶きほぐした卵、砂糖、塩、牛乳を加えてよく混ぜる。4.1の粉を2〜3回に分けて加えて混ぜ、最後にぬれ甘納豆を加えてさっくりと混ぜ合わせる。5.予熱したワッフルメーカーに生地をのせて焼く(プレート1枚に大さじ2をすくってのせる)6.でき上がり。」の記載がある。
(http://www.cloer-jp.com/recipe/item/recipe_015.html)
(12)「Vanillapo」のウェブサイトにおける「バニラワッフル」のタイトルの下、「バニラワッフルの作り方」の項目に、「材料・薄力粉、1カップ(200cc)、お砂糖50g(けっこう甘さ控えめです)、バニラパウダーティースプーン半分、卵Mサイズ2個、ミルク50cc、溶かしバター20g。この材料を書いてある順番にボール入れて、ひとつ淹れるたびに泡だて器で混ぜ混ぜっとして、全部入ってなめらかになったら10分ほど放置して休ませておいて、温めたワッフルパンでこんがりと焼くだけです!」の記載がある。
(http://www.vanillapo.org/page/13)
(13)「cookbeauty.com」のウェブサイトにおける「黒糖ワッフル−料理レシピ情報満載!」の項目に「強力粉 100グラム 全粒粉 50グラム 薄力粉 150グラム ドライイースト 大さじ1 塩 小さじ1 粉末黒糖 大さじ3 牛乳 90cc ハチミツ 大さじ1 卵 2個 無塩バター 100グラム コーヒーハイシュガー 100グラム」の記載及び「1 バター、卵を室温に戻しておきます。2 ホームベーカリーのパンケースに、牛乳、卵、ハチミツ、黒糖、塩を入れます。3 強力粉、全粒粉、薄力粉を入れます。水分に触れないようにドライイーストを入れます。4 パンケースをホームベーカリーにセットして生地コースでスタート!5 捏ね始めて5分位経って、全体にまとまってきたらバターを投入!あとはホームベーカリーにお任せです。 6 生地の出来上がり♪7 ラップを敷いた台上に取り出し、生地に打ち粉をして切り分けます。乾燥を防ぐためにラップをかけました。8 ワッフルメーカーを予熱します。生地にコーヒーハイシュガーをまぶして焼きます。9 全体に焼き色が付いたら、焼き上がりです。焼き上がったらケーキクーラーなどに取って冷まします。」の記載がある。
(http://cookbeauty.com/a/07/2009/0906/23563.html)
(14)「クックパッド株式会社」のウェブサイトにおける「ホットケーキミックスで簡単☆紅茶ワッフル」のタイトルの下、「材料(4〜6個分) ホットケーキミックス 100グラム 紅茶(アールグレイ) 2パック 牛乳 大さじ2〜 砂糖 大さじ2〜3(お好みで) 溶かしバター 適宜」の記載及び「1 ワッフルメーカーを温めておく。耐熱容器に牛乳大さじ2と紅茶1パック分を入れて、レンジで30秒ほど加熱し、取り出し粗熱をとる。冷めたら茶漉しなどを使ってギュ−っと茶葉をこし、濃い目のミルクティーを作っておく。2 ボウルにホットケーキミックスを入れ、砂糖と残りの紅茶をパックから出し、泡だて器でグルグル。3 2に、1で作ったミルクティーと牛乳を適宜加える。生地がポテっとなるように調節する。4 温めたワッフルメーカーに溶かしバターを塗り、スプーンで生地を流し(置き?!)3〜4分焼く。5 焼きあがったら箸等で引っ掛けて取り出し、網に乗せて冷ます。 出来上がりすぐは柔らかいですが、冷めるとカリっとします。」の記載がある。
(http://cookpad.com/recipe/554039)
(15)「クックパッド株式会社」のウェブサイトにおける「♯コーヒーワッフル♯」のタイトルの下、「材料(2〜4人分) ホットケーキミックス 200グラム 卵 1個 水か牛乳 150cc インスタントコーヒー 大1 カルアミルク 小さじ1〜2」の記載及び「1 ワッフルメーカーをONに。2 ボールに卵を入れほぐす。3 水か牛乳を50CCあたため、コーヒーを入れて溶かす。残りの100ccを加える。4 3を2に加え混ぜ、ホットケーキミックスも加えて混ぜる。あとはメーカーで焼くだけです!」の記載がある。
(http://cookpad.com/recipe/875423)
(16)「英語カフェ」のウェブサイトにおける「バナナとシナモンワッフル」のタイトルの下、「材料:小麦粉 1 3/4カップ ベイキングソーダ 1テーブルスプーン シナモン 3/4ティースプーン 塩 1/4ティースプーン 卵白 2個(泡立てる) スキムミルク 1 1/2カップ(温室で保存してたもの) バナナ 2/3カップ(フォークの裏で潰す) アップルソース 1/2カップ 温室で保存してたもの)」の記載及び「作り方:ワッフルアイロンを準備し、油をひき温める。ボウル(1)に小麦粉、ベイキングソーダ、シナモン、塩を混ぜ合わせる。他のボウル(2)に卵白、スキムミルク、バナナ、アップルソースを混ぜ合わせます。ボウル(1)をボウル(2)に混ぜ合わせます。 ワッフルアイロンに2/3ぐらいのバターをひき、生地を流し込みます。 クリスピーでよいブラウンになるまで焼きます。 焼きあがったら、お皿に盛り付けて出来上がりです。」の記載がある。
(http://www.eigocafe.net/recipe/bananawaffles_jp.php)
(17)「マジカルキッチン」のウェブサイトにおける「マジカルキッチンおやつレシピ ホットケーキ・ワッフル・クレープ・どら焼き」のタイトルの下、「レシピ名:おからワッフル」の項目の「材料と分量」の欄に、「ホットケーキミックス 200g おから 100g 卵 1個 牛乳 150cc きび砂糖 大さじ1〜2 シナモンパウダー 小さじ2/3」の記載及び「作り方」の欄に、「1.ボウルに卵を割りほぐし、砂糖、おからを加えて混ぜ合わせます。2.ホットケーキミックス、シナモンパウダー、牛乳を加え練らないように混ぜます。3.ワッフル型を熱し油を薄くひき、生地を流し焼きあげます。」の記載がある。
(http://magicalkitchen.com/hotcake/hotcake022.html)
4.その他
(18)「食べログ」のウェブサイトにおける「C’s ave. cafe 御器所店(シーズアベニューカフェ)」の項目に、「チョコブラウニーワッフル」及び「あと、チョコブラウニーのワッフル。ここのワッフルは甘さ控えめですが、ブラウニーは甘め。チョコの感じがかなり出てて、チョコ好きな人向けです。この組合せだと1,250円ですが、かなりお腹いっぱいになります。ランチのセットはかなりお得で楽しいのでオススメです。」の記載がある。
(http://r.tabelog.com/aichi/A2301/A230108/23002770/dtlrvwlst/368714/)
(19)「ぐるなび大阪版」のウェブサイトにおける「マウロアハワイアンクラブ MAULOA HAWAIIAN CLUB」の項目の、「SWEETS」の欄に「ブラウニーワッフル ブラウニーケーキをワッフルしました。ベリースイート!! 500円」の記載がある。
(http://r.gnavi.co.jp/k696900/menu2.htm)
4 証拠調べ通知に対する請求人の回答
請求人は、前記3の証拠調べ通知に対して、所定の期間内に何ら応答するところがない。
5 当審の判断
前記3の証拠調べ通知で示した通知の内容のとおり、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当するものである。
したがって、本願を拒絶した原査定は妥当であって、これを取り消すことはできない
よって、結論のとおり審決する。
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