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Trademark Appeal Case

品質表示の識別力

本データベースは、特許庁の審決例をAIで解析・要約したものです。拒絶理由通知に対する意見書作成や、審判請求書等の作成時の参考としてお役立てください。

基本情報

審判番号不服2010−25193(T2010−25193/J1)
審判種別不服
結論勝訴(請求認容)

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「北欧ドッグ」の文字を標準文字で表してなり、第30類に属する願書に記載のとおりの商品を指定商品として、平成21年9月11日に登録出願されたものである。

2 原査定の拒絶の理由の要点

原査定は、「本願商標は、『北欧ドッグ』の文字を標準文字で表してなり、その構成中の『北欧』の文字が『ヨーロッパの北部地域の総称』の、また、『ドッグ』の文字が『犬、ホットドッグの略』の意味を有し、その指定商品との関係において、商標全体として『北欧産のホットドッグ』程の意味合いを容易に看取させるものであるから、これを本願指定商品中『北欧産のホットドッグ』に使用しても、これに接する取引者・需要者に前記商品であることを認識させるにすぎず、単に商品の品質を表示するものと認められる。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当し、前記商品以外の商品に使用するときは、商品の品質について誤認を生じさせるおそれがあるから、商標法第4条第1項第16号に該当する。」旨判断し、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

本願商標は、上記1のとおり「北欧ドッグ」の文字からなるものである。

そして、該「北欧ドッグ」の文字は、例え、その構成中「北欧」の文字が「ヨーロッパの北部地域の総称」の、また、「ドッグ」の文字が「犬、ホットドッグの略」の意味を有するとしても、全体として原審説示のごとき意味合いを直ちに認識させるものとはいい難いものである。

また、当審において、職権をもって調査したが、本願指定商品を取り扱う業界において、「北欧ドッグ」の文字が商品の品質等を表示するものとして取引上普通に使用されている事実は発見できず、また、本願指定商品の取引者・需要者が当該文字を商品の品質等を表示したものと認識するというべき事情も発見できない。

そうすると、本願商標は、構成文字全体をもって特定の意味を有しないものと認識されるとみるのが相当であるから、これをその指定商品に使用しても、十分に自他商品識別標識としての機能を果たし、かつ、商品の品質の誤認を生ずるおそれもないものといわなければならない。

したがって、本願商標が商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に該当するとして本願を拒絶した原査定は、妥当でなく取り消しを免れない。

その他、本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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