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結論

勝訴(請求認容)

商標「ACCEPT」の造語の称呼の類否判断(第4条第1項第11号|審判不服2010−21802(T2010−21802/J1))

審判番号
不服2010−21802(T2010−21802/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標「ACCEPT」
争点(論点)
造語の称呼の類否判断
適用条文
第4条第1項第11号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2010−21802(T2010−21802/J1)・不服)は、本件商標「ACCEPT」について、商標法第4条第1項第11号への該当性が争われた事例です。主な争点は「造語の称呼の類否判断」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。類似する商標を出願する際は、本件の判断枠組みを踏まえて称呼・外観・観念や指定商品の重なりを事前に確認することが重要です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「アクセプトネオ」の片仮名と「ACCEPTNEO」の欧文字を2段に書してなり、第9類「眼鏡」を指定商品として、平成21年10月28日に登録出願されたものである。

2 引用商標

原査定において、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとして、拒絶の理由に引用した登録第4592952号商標(以下「引用商標」という。)は、「ACCEPT」の文字を標準文字で表してなり、平成13年6月26日登録出願、第9類「眼鏡」を指定商品として同14年8月9日に設定登録され、現に有効に存続しているものである。

3 当審の判断

本願商標は、前記1のとおり、「アクセプトネオ」の片仮名と「ACCEPTNEO」の欧文字とを上下2段に横書きしてなるところ、その上段の片仮名部分は、下段の欧文字部分の読みを表したものと理解されるものである。

そして、該「アクセプトネオ」及び「ACCEPTNEO」の各文字は、それぞれ同じ書体、同じ大きさ、同じ間隔で外観上まとまりよく一体的に表されているものであり、その構成全体から生ずる「アクセプトネオ」の称呼も、よどみなく一連に称呼し得るものである。

そうとすれば、本願商標は、その構成中の「ネオ」及び「NEO」の各文字が「新しい」の意味を有する語であるとしても、かかる構成においては、該文字部分が商品の品質等を具体的に表示するものとして直ちに認識されるとはいい難く、また、殊更該文字部分を捨象し、その構成中の「アクセプト」及び「ACCEPT」の文字部分のみをもって取引に資するとみるべき特段の事情も見いだし得ない。

してみれば、本願商標は、その上下段に位置する片仮名部分及び欧文字部分が、各々、その構成全体をもって、特定の語義を有することのない一連の造語を表したものとして認識されるというのが相当であるから、その構成全体に相応する「アクセプトネオ」の称呼のみを生ずるものである。

他方、引用商標は、前記2のとおり、「ACCEPT」の文字を標準文字で表してなるところ、該文字は、「受け入れる」の意味を有する英語と認められるから、該文字に相応して「アクセプト」の称呼及び「受け入れる」の観念を生ずるものである。

そこで、本願商標と引用商標の類否について検討するに、両商標は、それぞれ前記のとおりの構成からなるものであるから、外観上、十分に区別し得るものである。

つぎに、その称呼について比較するに、本願商標から生ずる「アクセプトネオ」の称呼と引用商標から生ずる「アクセプト」の称呼とは、その音構成に明らかな差異を有するものであるから、互いに聴き誤るおそれのないものである。

さらに、その観念についてみても、本願商標は、特定の意味を有しない造語であるから、引用商標が「受け入れる」の観念を有するとしても、比較することはできないものである。

してみれば、本願商標と引用商標とは、その外観、称呼及び観念のいずれにおいても相紛れるおそれのない非類似の商標というべきであるから、本願商標は、商標法第4条第1項第11号に該当するということはできない。

したがって、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとして、本願を拒絶した原査定は、取消しを免れない。

その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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