結論テキスト
本願商標は、登録すべきものとする。
Trademark Appeal Case
本データベースは、特許庁の審決例をAIで解析・要約したものです。拒絶理由通知に対する意見書作成や、審判請求書等の作成時の参考としてお役立てください。
| 審判番号 | 不服2011−7304(T2011−7304/J1) |
|---|---|
| 審判種別 | 不服 |
| 結論 | 勝訴(請求認容) |
本願商標は、「カステラン」の文字を横書きしてなり、第30類に属する願書に記載の商品を指定商品として、平成21年12月25日に登録出願されたものである。
(1)原査定は、「本願商標は、次の(2)の登録商標と同一又は類似の商標であって、その商標に係る指定商品と同一又は類似の商品について使用するものであるから、商標法第4条第1項第11号に該当する。」旨判断し、本願を拒絶したものである。
(2)登録第1331140号商標(以下「引用商標」という。)
引用商標は、「かすてあん」の文字を縦書きしてなり、昭和50年11月19日に登録出願、第30類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、同53年4月6日に設定登録、その後、平成20年9月10日に指定商品を第30類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品とする指定商品の書換登録がなされたものであり、その商標権は現に有効に存続しているものである。
本願商標は、上記1のとおり「カステラン」の文字を横書きしてなるものであり、該文字から「カステラン」の称呼を生じ、特定の観念を生じないものである。
一方、引用商標は、上記2(2)のとおり「かすてあん」の文字を縦書きしてなるものであり、該文字から「カステアン」の称呼を生じ、特定の観念を生じないものである。
そこで、本願商標と引用商標とを比較すると、両商標は、外観においては、片仮名と平仮名及び横書きと縦書きという差異を有するものであるから、相紛れるおそれはないものである。
次に、称呼においては、本願商標から生ずる「カステラン」の称呼と、引用商標から生ずる「カステアン」の称呼とは、第4音における「ラ」と「ア」の音に差異を有するものである。そして、該差異音は、「ラ」の音が弾音であるのに対し、「ア」の音は声帯を振動させて発する音であり、調音方法及び音質を異にし、かつ、共に強く発音される音であることからすると、該差異音が、共に5音という比較的短い音構成からなる両称呼全体に及ぼす影響は小さくなく、それぞれを一連に称呼しても、その音調、音感が異なり、両者は相紛れるおそれはないものと判断するのが相当である。
また、観念においては、両者はいずれも特定の観念を生じないものであるから、比較することはできない。
そうとすれば、本願商標と引用商標とは、その外観、称呼及び観念のいずれの点からみても、相紛れるおそれのない非類似のものというべきである。
さらに、両者が類似するというべき事情は見いだせない。
したがって、本願商標と引用商標とが類似するとした原査定の判断は妥当なものとはいえないから、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとして本願を拒絶した原査定は、取消しを免れない。
その他、本願について拒絶の理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
Next Action
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