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結論

勝訴(請求認容)

第4条第1項第11号「称呼の類似性と要部抽出」の商標審決・判断理由(審判番号:不服2011−7303(T2011−7303/J1)|拒絶査定取消・登録)

審判番号
不服2011−7303(T2011−7303/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)引用商標「PRINCE」
争点(論点)
称呼の類似性と要部抽出
適用条文
第4条第1項第11号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2011−7303(T2011−7303/J1)・不服)は、本件商標と引用商標「PRINCE」について、商標法第4条第1項第11号への該当性が争われた事例です。主な争点は「称呼の類似性と要部抽出」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。類似する商標を出願する際は、本件の判断枠組みを踏まえて称呼・外観・観念や指定商品の重なりを事前に確認することが重要です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「プリンスロール」の文字を横書きしてなり、第30類に属する願書記載のとおりの商品を指定商品として、平成21年12月25日に登録出願されたものである。その後、指定商品については、原審における平成22年8月23日付け手続補正書により、第30類「ロール菓子,ロールケーキ」に補正されたものである。

2 原査定の拒絶の理由の要点

本願商標が、商標法第4条第1項第11号に該当するとして、本願の拒絶の理由に引用した商標登録第2136564号商標(以下「引用商標」という。)は、「PRINCE」及び「プリンス」の文字を二段で横書きしてなり、昭和62年2月16日に商標登録出願、第30類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、平成元年5月30日に設定登録されたものであり、その商標権は、現に有効に存続するものである。

3 当審の判断

本願商標は、「プリンスロール」の文字よりなるところ、該文字は、同書、同大、同間隔で外観上まとまりよく一体的に構成されており、これより生ずる「プリンスロール」の称呼も一連に称呼し得るものである。

また、本願商標の構成中「ロール」の文字が、「巻いて作ったものの称」(広辞苑第6版)を意味し、その指定商品との関係では、商品の品質、形状等を表す場合があるとしても、本願商標の係る構成においては、「ロール」の文字部分を捨象し、殊更、「プリンス」の文字部分のみが着目されて取引に資されるという格別の理由は認められず、むしろ、構成全体をもって、その指定商品の出所を表示する標章として認識されるものとみるのが相当である。

してみれば、本願商標は、その構成文字全体に相応して、「プリンスロール」の称呼のみを生ずるものである。

したがって、本願商標より「プリンス」の称呼をも生ずるとし、その上で、本願商標と引用商標が称呼上類似するものとして、本願商標を商標法第4条第1項第11号に該当するとした原査定は、妥当でなく、取消しを免れない。

その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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