結論テキスト
本願商標は、登録すべきものとする。
Trademark Appeal Case
本データベースは、特許庁の審決例をAIで解析・要約したものです。拒絶理由通知に対する意見書作成や、審判請求書等の作成時の参考としてお役立てください。
| 審判番号 | 不服2011−9731(T2011−9731/J1) |
|---|---|
| 審判種別 | 不服 |
| 結論 | 勝訴(請求認容) |
本願商標は、「東京ラスクファクトリー」及び「Tokyo Rusk Factory」の文字を上下二段に横書きしてなり、第30類「ラスク」を指定商品として、平成22年4月30日に登録出願されたものである。
原査定は、「本願商標は、『東京ラスクファクトリー』の文字と、『Tokyo Rusk Factory』の文字を普通に用いられる方法で二段に書してなるところ、その構成中『ファクトリー』及び『Factory』の文字は、『製造所、工場』等の意味合いを表すことから、本願商標全体として『東京都でラスクを製造する工場』程の意味合いを容易に認識されるものである。そして、例えば、新聞記事及びインターネットの情報によれば、近年、菓子を取り扱う業界において、『みたかラスク』、『浅草ラスク』、『はままつラスク』等のように『○○(地名)ラスク』と称する商品が、一般に製造・販売されている実情をうかがい知ることができる。そうすると、本願商標をその指定商品に使用しても、これに接する取引者、需要者に『東京都の工場で製造されたラスク』程の意味合いを認識させるにとどまり、単に商品の産地、品質を普通に用いられる方法で表示するにすぎないものと認める。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当し、前記商品以外の商品に使用するときは、商品の品質の誤認を生じさせるおそれがあるので、商標法第4条第1項第16号に該当する。」旨、認定、判断し本願を拒絶したものである。
本願商標は、上段に「東京ラスクファクトリー」の文字を、下段に上段の文字を英語で表した「Tokyo Rusk Factory」の文字を横書きで表してなるところ、該文字中、「東京」及び「Tokyo」が「東京都」の略称、「ラスク」及び「Rusk」が商品名「ラスク」を表し、「ファクトリー」及び「Factory」が、日本語の「製造所、工場」を意味する語であるとしても、前記各文字を一連に表した「東京ラスクファクトリー」及び「Tokyo Rusk Factory」の文字が、原審説示の「東京都の工場で製造されたラスク」の意味合いを認識させるものとは言い得ず、また、その指定商品の産地、品質を直接的かつ具体的に表示するものとして認識されるものとは言い難いものである。
さらに、当審において職権をもって調査するも、「東京ラスクファクトリー」の文字及び「Tokyo Rusk Factory」の文字が、その指定商品を取り扱う業界において、商品の産地、品質等を表示するものとして、取引上普通に使用されている事実も発見し得なかった。
そうすると、本願商標をその指定商品に使用しても、自他商品の識別標識としての機能を十分に果たし得るものであり、商品の品質について誤認を生ずるおそれがないものというべきである。
したがって、本願商標が、商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に該当するとした原査定は、妥当でなく、取消しを免れない。
その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
Next Action
類似審決の追加調査から中間応答、新規出願の費用確認まで、この審決を起点に次のアクションへ進めます。
商標の登録可能性を無料で確認するか、費用の目安を料金表・シミュレーターで把握できます。