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Trademark Appeal Case

結合商標の記述性

本データベースは、特許庁の審決例をAIで解析・要約したものです。拒絶理由通知に対する意見書作成や、審判請求書等の作成時の参考としてお役立てください。

基本情報

審判番号不服2011−14314(T2011−14314/J1)
審判種別不服
結論勝訴(請求認容)

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「純生プラセンタ」の文字を標準文字で表してなり、第3類「化粧品,洗顔フォーム,せっけん類」を指定商品として、平成22年7月30日に登録出願されたものである。

2 原査定の拒絶の理由(要旨)

原査定は、「本願商標は、『他の物が少しもまじらないこと』を意味する『純』の文字と、『手を加えずそのまま』の意を表す接頭語の『生』の文字と、『胎盤、また、その抽出物』を意味し、肝機能障害の治療に用いられるほか、美容にも効果があると注目されている『プラセンタ』の文字とを結合し、その全体から『まじりものがなく、手も加えていないそのままのプラセンタ』といった意味合いを看取させる『純生プラセンタ』の文字よりなるものであるから、これをその指定商品中『プラセンタ配合の化粧品・洗顔フォーム・せっけん類』に使用しても、それが『まじりもののない、(加熱処理や加水分解などの手を加えていない)生プラセンタ配合の商品』であることを認識させるにとどまり、その商品の品質、原材料を表示するにすぎないものと認める。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当し、前記商品以外の商品に使用するときは、商品の品質の誤認を生じさせるおそれがあるので、商標法第4条第1項第16号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

本願商標は、「純生プラセンタ」の文字よりなるところ、構成中の「純」の文字が、「他の物が少しもまじらないこと。」の意味を、「生」の文字が、「うまれる。いきる。いのち。なま。まじりけのない。」等の意味(いずれも「広辞苑第六版」岩波書店)を、「プラセンタ」の文字が、「動物の胎盤。また、植物の胎座。」の意味(「大辞泉」小学館)を有するものであるが、その構成文字は、同書、同大、同間隔で一連にまとまりよく表された構成からなるものであって、構成全体として特定の意味合いを直ちに理解させるものとはいえないことから、これに接する取引者、需要者は、その構成全体をもって一種の造語を表してなるものと把握し、認識するというのが相当である。

また、原審説示のごとく、「純生プラセンタ」の語が、「まじりものがなく、手も加えていないそのままのプラセンタ」の意味合いを暗示させる場合があるとしても、当審において職権をもって調査したところ、本願の指定商品を取り扱う業界において、「純生プラセンタ」の語が、「まじりもののない、(加熱処理や加水分解などの手を加えていない)生プラセンタ配合の商品」であるという品質、原材料等を具体的に表す語として使用されているとは認めがたいものであるから、特定の品質、原材料等を直ちに明確に表示する語として、一般的に使用されているとはいえないというべきである。

してみれば、本願商標は、その指定商品に使用しても、商品の品質、原材料等を表示するものとして認識されるとはいえず、自他商品の識別標識としての機能を十分に果たし得るものであり、かつ、商品の品質の誤認を生ずるおそれもないというのが相当である

したがって、本願商標が商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に該当するとして本願を拒絶した原査定は、妥当でなく、取消しを免れない。

その他、本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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