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結論

勝訴(請求認容)

第3条第1項第3号「記述的文字の特殊構成識別力」の商標審決・判断理由(審判番号:平成11年審判第16070号|拒絶査定取消・登録)

審判番号
平成11年審判第16070号
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)
争点(論点)
記述的文字の特殊構成識別力
適用条文
第3条第1項第3号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判平成11年審判第16070号・不服)は、本件商標について、商標法第3条第1項第3号への該当性が争われた事例です。主な争点は「記述的文字の特殊構成識別力」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、別記のとおりの構成よりなり、第30類「海産物入りヌードル」を指定商品として、平成6年7月6日に登録出願されたものである。

2 原査定における拒絶の理由

原査定は、「本願商標は、魚介類などの海産物を使った食品であることを認識させる『SEAFOOD』の文字と、文字のほぼ中央を横断するように波線の図形を描いてなるところ、該構成は普通に用いられる態様を脱しているものとはいえず、これを本願指定商品に使用するときは、単に商品の品質、原材料を普通に用いられる方法で表示するにすぎない。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当する。」として、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

本願商標の構成は、別記のとおりであるところ、「SEAFOOD」の語は、「魚介類、海藻類などの水産食品の総称」(岩波書店 広辞苑第5版)を表す英語、外来語として広く認識されているものと認められる。したがって、「SEAFOOD」の語は、本願指定商品に使用するときは、該商品が、「水産食品入りの商品」であることを表してなるにすぎないものであって、単に商品の品質を表示するものである。

しかしながら、本願商標は、別記のとおり、「SEAFOOD」の語を横切るように中央付近に左端から右端にかけて、次第に太くなる波線を白い輪郭と共に配してなるものである。また、語頭における「S」の文字が他の文字より大きめに書され、かつ、構成各文字は、それぞれの字体に応ずる形の白い輪郭に囲まれており、特殊なレタリングの下に書されているものと認められる。そうとすれば、本願商標は、単に「SEAFOOD」の文字よりなる構成とは異なるものであり、その構成全体よりして、自他商品識別標識としての機能を有するものである。

したがって、本願商標を商標法第3条第1項第3号に該当するとして、本願を拒絶した原査定は、妥当でなく、取り消しを免れない。

その他、本願について拒絶すべき理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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