Trademark Appeal Case
商標の要部抽出の可否
本データベースは、特許庁の審決例をAIで解析・要約したものです。拒絶理由通知に対する意見書作成や、審判請求書等の作成時の参考としてお役立てください。
基本情報
| 審判番号 | 異議2000−90203(T2000−90203/J7) |
|---|---|
| 審判種別 | 異議 |
| 結論 | 敗訴(請求棄却) |
理由テキスト
1 本件商標
本件登録第4334829号商標(以下「本件商標」という。)は、平成10年9月24日に登録出願され、「TEDDY BEAR’S DAY」の欧文字を横書きした構成よりなり、第16類及び第30類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、平成11年11月12日に設定登録されたものである。
2 登録異議の申立ての理由
本件商標は、平成2年7月13日に登録出願され、「TEDDY BEAR」の文字を横書きしてなり、第30類「菓子、パン」を指定商品として、平成5年3月31日に設定登録されている登録第2515948号商標(以下「引用商標」という。)と類似し、その指定商品中の「菓子及びパン」については、同一又は類似するものであるから、商標法第4条第1項第11号に該当する。
したがって、本件商標の登録は取り消されるべきである。
3 当審の判断
本件商標は、「TEDDY BEAR’S DAY」の文字よりなるものであり、商標構成中の「TEDDY BEAR」の語は「ぬいぐるみのクマ」を意味するものとしてよく親しまれているものであるから、「TEDDY BEAR’S」は「ぬいぐるみのクマの」を意味し、また、「DAY」の語は、「日、昼」等の意味を有する語としてよく知られている語である。そうすると、構成文字全体として「ぬいぐるみのクマの日(記念日)」の観念を把握、認識させるものであって、かつ、商標を構成する各文字は、同様の書体で、外観上も一体的にまとまりよく表されてなるものであるから、商標中の「DAY」の文字部分を省略して「TEDDY BEAR’S」の文字部分を抽出し、これより「テディベアーズ」の称呼をもって取引にあたるとみるべき特段の理由は見いだせないものである。
したがって、本件商標は、構成文字全体をもって把握、認識されると判断するのが相当であり、本件商標は、「テディベアーズデイ」の称呼及び「クマのぬいぐるみの日(記念日)」の観念を生ずるものというべきである。
これに対して、引用商標は、「TEDDY BEAR」の文字よりなるものであり、該構成文字に相応して「テディベアー」の称呼及び「クマのぬいぐるみ」の観念を生ずるものである。
そうすると、本件商標と引用商標とは、それぞれより生ずる称呼及び観念において類似するものということはできない。
また、本件商標と引用商標とは、前記のとおりの構成よりなるところ、その外観において類似する商標ということもできない。
してみれば、本件商標は、引用商標と外観、称呼、観念のいずれの点においても相紛れるおそれはないものであるから、それぞれは類似しない商標であり、商標法第4条第1項第11号に違反して登録されたものでない。
したがって、本件商標は、商標法第43条の3第4項の規定により、その登録を維持すべきものである。
よって、結論のとおり決定する。
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