結論テキスト
本願商標は、登録すべきものとする。
Trademark Appeal Case
本データベースは、特許庁の審決例をAIで解析・要約したものです。拒絶理由通知に対する意見書作成や、審判請求書等の作成時の参考としてお役立てください。
| 審判番号 | 不服2014−891(T2014−891/J1) |
|---|---|
| 審判種別 | 不服 |
| 結論 | 勝訴(請求認容) |
本願商標は、別掲のとおりの構成からなり、第9類及び第42類に属する願書記載のとおりの商品及び役務を指定商品及び指定役務として、平成25年1月9日に登録出願されたものである。
そして、その指定商品及び指定役務については、原審における平成25年6月25日付け手続補正書により第9類に属する商品が補正された結果、第9類「測定機械器具,電気通信機械器具,電子応用機械器具及びその部品,電子計算機用プログラム,携帯電話機用ゲームプログラム」及び第42類「機械・装置若しくは器具(これらの部品を含む。)又はこれらの機械等により構成される設備の設計,電子計算機のプログラムの設計・作成又は保守,電子計算機・自動車その他その用途に応じて的確な操作をするためには高度の専門的な知識・技術又は経験を必要とする機械の性能・操作方法等に関する紹介及び説明,建築又は都市計画に関する研究,公害の防止に関する試験又は研究,電気に関する試験又は研究,土木に関する試験又は研究,機械器具に関する試験又は研究,計測器の貸与,電子計算機の貸与,電子計算機用プログラムの提供」となったものである。
原査定は、「本願商標は、『ライフ』の称呼及び『生命、生活』の観念を生じる登録第4263711号商標及び同第5517890号商標(以下、これらをまとめて「引用商標」という。)と称呼及び観念を共通にする類似の商標であって、引用商標の指定商品及び指定役務と類似の商品及び役務について使用するものであるから、商標法第4条第1項第11号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。
本願商標は、別掲のとおり、「LIFE」の欧文字と「UX」の欧文字とを半角程度の間を空けて一連に「LIFE UX」と表してなるところ、その構成各文字は、同じ書体、同じ大きさをもって、視覚上まとまりよく一体的に表されているものであり、その構成文字全体から生じる「ライフユーエックス」の称呼も格別冗長というべきものではなく、無理なく一連に称呼し得るものである。
ところで、本願商標の構成中の「LIFE」の欧文字は、「生命、生活」の意味を有する英語として親しまれているのみならず、例えば、「life cycle(生活環、ライフサイクル)」、「life science(ライフサイエンス、生命科学)」「life・style(生活様式、ライフスタイル)」、「life support(生命維持)」、「life・time(生涯)」、「life・work(一生の事業、ライフワーク)」(いずれも、「新英和中辞典第7版」株式会社研究社発行)のように、他の語と結合して一つの意味を有する語又は句を成立させることが多い語としても、我が国において広く一般に知られているところである。
他方、構成中の「UX」の欧文字についてみるに、近年、本願の指定商品及び指定役務とも密接に関連するインターネットやコンピュータの分野を中心として、個別の機能や使いやすさのみならず、ユーザーが真にやりたいことを楽しく、心地よく実現できるかどうかを重視した「User Experience/ユーザーエクスペリエンス/ユーザー体験」の概念を取り入れた製品、サービス及びそのデザインの設計等が注目されている実情があり、「UX」の欧文字は、前記概念を表す語として相当程度知られているものといえる。
以上からすれば、本願商標は、これに接する取引者、需要者に、その構成中の「UX」の欧文字部分を商品・役務の品番、種別等を表す記号、符号であると認識され、「LIFE」の文字部分のみをもって取引に資されるとはいい難いものであるから、その構成全体をもって、一体不可分のものとして認識されるものというのが相当である。
してみれば、本願商標は、その構成文字全体に相応して、「ライフユーエックス」の称呼のみを生じるものである。また、本願商標は、特定の観念を生じるものとはいい難いものであるが、仮に、観念を生じる場合があるとしても、その構成全体から「生活に関するユーザー体験」程の意味合いを想起させるものである。
したがって、本願商標から「ライフ」の称呼及び「生命、生活」の観念をも生じるものとし、その上で、本願商標と引用商標とが類似するものとして、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するものとした原査定は、取消しを免れない。
その他、本願について拒絶の理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
Next Action
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