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結論

勝訴(請求認容)

商標「MAILLE」の外国語の記述性判断(第4条第1項第16号・第3条第1項第3号|審判不服2014−14373(T2014−14373/J1))

審判番号
不服2014−14373(T2014−14373/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標「MAILLE」
争点(論点)
外国語の記述性判断
適用条文
第4条第1項第16号・第3条第1項第3号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2014−14373(T2014−14373/J1)・不服)は、本件商標「MAILLE」について、商標法第4条第1項第16号・第3条第1項第3号への該当性が争われた事例です。主な争点は「外国語の記述性判断」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「MAILLE」の欧文字を標準文字で表してなり、第25類に属する願書記載のとおりの商品を指定商品として、平成25年7月4日に登録出願され、その後、指定商品については、当審における同26年9月1日受付の手続補正書により、第25類「エプロン」と補正されたものである。

2 原査定の拒絶の理由(要旨)

原査定は、「本願商標は、フランス語で『ニット』の意味を有する『MAILLE』の文字からなるものである。そして、本願指定商品のようなファッション関連商品では、フランス語やイタリア語等のヨーロッパの言語が用いられていることから(フランス語の例:『ジレ(gilet)』、『ネグリジェ(neglige)』、『ビスチェ(bustier)』等)、ファッション関連商品の需要者は、商品の品質を表示するフランス語に対して、ある程度知識を有しているものである。そうすると、『MAILLE』の文字よりなる本願商標は、『ニット』の意味で看取され、商品の品質(材質)を表示したものと認識されるというのが相当であるから、これを本願指定商品中、例えば『ニット製の被服』等に使用するときは、商品の品質を表示するにすぎないものである。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当し、前記文字に照応する商品以外の商品に使用するときは、商品の品質の誤認を生じさせるおそれがあるので、同商標法第4条第1項第16号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

本願商標は、前記1のとおり、「MAILLE」の欧文字を標準文字で表してなるところ、「MAILLE」の語が「ニット」の意味を有するフランス語として一部の辞書(例えば、三省堂『クラウン仏和辞典』第6版)に掲載されているとしても、我が国の一般国民の通常の外国語の理解力に照らすと、それだけでは、フランス語である同語の意味が一般的に知られているとまではいえないから、本願商標の補正後の指定商品である「エプロン」との関係において、特定の商品の品質等を直接的又は具体的に表示するものであるとまでは認め難い。

また、当審において調査するも、その指定商品を取り扱う業界において、「MAILLE」の欧文字が商品の品質等を表示するものとして、取引上普通に使用されていると認めるに足りる事実も発見できなかった。

そうすると、本願商標は、これをその指定商品について使用した場合、自他商品の識別機能を有しないものということはできないし、また、商品の品質について誤認を生ずるおそれもないというべきである。

したがって、本願商標が商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に該当するとして本願を拒絶した原査定は、取消しを免れない。

その他、本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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